対話とは・・・「ゼロから学べる 道徳科 授業づくり」(荒木 寿友 著 明治図書)より、 言葉を交わしている両者の中に「新しい意味」がうまれてくること、それが対話です。ブラジルの教育学者フレイレは、対話を水平的な関係とした上で 「愛、希望、相互信頼によって結ばれるとき、(対話を行う)両者は共同して批判的探究へ向かうことが可能になる。真の交流をつくりだすのは、対話だけである」と述べています。つまり対話とは、お互いを尊重するという人間関係がベースとなって、ともに批判的探究をおこなっていく、それによってこれまで知らなかった新しい意味や物事の考え方に辿り着くことを意味しています。 このように捉えられる対話は、話し合いや議論とはちょっと重みが違います。話し合いや議論はコミュニケーションの形態を表現した言葉ですが、対話はそもそもの人間のあり方、自己と他者の尊重、自分の考え方や社会のあり方の前提を問うという批判的な態度、新しい考え方の獲得といったさまざまな意味を含んでいます。そしてこういった対話が学校の中に溢れてくることそのものが、非常に道徳的であると考えています。 荒木先生の「対話への道徳教育」はまさに、自分への問いかけからはじまる。「自分ならどう思うのか?どう感じるのか?どう行動するのか?」そこがなければ対話ははじまらない!! 長原小学校の3つの力は、この対話を成立させる上でいずれも欠かすことができないものです。 「自分も人も大切にする力」 自己と他者の尊重! 「自分で考えて行動する力」 自分の考え方や社会のあり方を問う批判的な態度! 「自分からチャレンジする力」 新しい考え方の獲得! めざす子ども像に向けて、大人も学び続けます! |
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