学び合う子ども!「教えない授業の始め方」(山本 崇雄 著 「アルク」)より、 コミュニケーションが双方向になるように、まず教師は授業を双方向性にする必要があります。もし、授業が黒板とチョークで一方的に講義する形であれば、教師と生徒が相互理解を深めることができません。お互いに学びのパートナーシップを対等に取り、どちらの意見も優劣はなく対等なものにしていきましょう。「教えない授業」の「教えない」は、教師が一方的に「教える」のはやめ、生徒からも「学ぶ」対等なパートナーシップを組んでいくという意味でもあります。(中略) 矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、自律した生徒は「分からない」「助けて」が言えます。自分に何が欠けているかを客観視し、クラスの中の適切な人を見極め、その人に頼ることができます。クラス全体を俯瞰して見る力があるので、協働作業の時にそれぞれの強みを生かそうとします。 そして、「分からない」「助けて」が言えるためには、クラスが安全・安心の場になっていて、円環の(循環する)時間が流れていなければならないことも忘れてはなりません。 人と人が対等に学び合える空間には、何を言っても大丈夫!何を言っても受け入れてもらえる!安心感が必要です。分からない子どもが「分からん!教えて!」と威張っている教室!分かる子どもが「どう言えばわかるかな?あれ、自分もわかってなかったかも?」と分かり直しをする教室!そんな教室をめざしましょう!きっとそんな教室では、どの子どもも安心できる居場所があるはずです! |
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