観察記録をかいてみよう観察カードをかいてみると、花の特徴や葉の付き方、形がよくわかりました。 春の野草は、アスファルトの割れ間など、ほんの少しのすき間でもたくましく芽を出し、花を咲かせます。 人の多い公園などへの外出は控えた方がよいですが、家の近所で野草を観察できる人は、絵に描いたり、気付いた特徴をメモしてみてはどうでしょう。 学校で見つけた紫色の花(野草)左側のひょろりと茎の長い植物は、「マツバウンラン」です。ゴマノハグサ科マツバウンラン属に分類されます。薄紫色の1cmぐらいの花をたくさんつけます。葉は、茎の下の方についていて、1〜2mmの細さが、「松葉」に例えられたのですね。 ※咲いているのは、いきいき教室の裏です。 右側の葉の形が、仏像の台座の形に似ているのが、「ホトケノザ」です。まだ、花をつけ始めたところですが、もう少し暖かくなってくると、紫色の愛らしい花をたくさん咲かせます。 ※咲いているのは、ジャングルジムの西側の場所です。 アオギリの葉 根元には…葉が広がるとともに、黄土色だった葉の色が、淡い黄緑色に変わってきています。 アオギリの根元には、カタバミが鮮やかな黄色の可憐な花を咲かせています。葉の形はハート形のようにも見えますね。 写真右手には、ムラサキカタバミの花も見ることができます。 ハルノノゲシの花 ヨモギの若葉ハルノノゲシ(ノゲシ)。暖かな春の光をいっぱい浴びた、光り輝く野原が思い浮かぶ、そんな名前の野草です。 学校のどこに咲いているか知っていますか。みなさんが、よく遊んでいる鉄棒や一輪車練習コースの外側に、ツツジやアジサイが植えられている植え込みがありますね。 あの場所で咲いています。葉は、少しトゲトゲがあり、さわると痛そうですが、それほどでもありません。高さは、50センチメートルほどです。 似た名前の「オニノゲシ」という野草もあります。残念ながら学校には生えていません。オニノゲシの葉はもっとギザギザでさわるととても痛そうなのですよ。 下の写真は、「ヨモギ」です。これも同じ場所に出ています。アジサイの株のとなりで日に日に葉をしげらしています。秋になると100センチメートルぐらいまで育ち、黄白色の小さな花をつけます。春先に伸びた若葉は、草もちの材料として使われます。葉をつんで、指先でもんでみるとよい香りがしますよ。天ぷらにしてもおいしいです。 学校で見つけたよ 教科書にのってるよ3年生のみなさん、 今年から新しく理科が始まりましたね。先日いただいた「理科の教科書6ページと12ページに「アブラナ」の写真が出ています。この写真と同じかな? 12ページにハルジオンのみつをすう、モンシロチョウの写真が出ていますが、桃陽小学校でも学習園のすみで、ハルジオンがさいていましたよ。(写真下) 4年生のみなさん、理科の教科書の13ページ「春によく見られる植物」に、ハルジオンの花の写真が出ていますよ。ハルジオンによく似た花でヒメジョオンという花もあります。少しだけ花の咲く時期が違い、似ているけれど、よく観察すると花の形も違います。インターネットで調べてみるのもおもしろいかもしれませんね。 5年生のみなさん、 先日いただいた「理科の教科書6〜8ページに「アブラナ」の写真や花のつくりについての説明が出ています。ホームページの写真と合わせて、教科書も見ておきましょう。 写真下:桃陽小で見つけたハルジオン |