北津守の学力向上 vol60「国語科の研究」〜詩の授業〜わたしはふしぎでたまらない、 黒い雲からふる雨が、 銀にひかっていることが。 わたしはふしぎでたまらない、 青いくわの葉食べている、 かいこが白くなることが。 わたしはふしぎでたまらない、 たれもいじらぬ夕顔が、 ひとりでぱらりと開くのが。 わたしはふしぎでたまらない、 たれにきいてもわらってて、 あたりまえだということが。 この詩は4連から構成されています。そして、「反復法」と「倒置法」という表現の工夫がされています。さらに、七五調のリズムと色の表現が豊かな詩です。 4連目の詩に、金子みすゞさんの詩観が表されています。誰もが「あたりまえ」と思っていても、自分にとっては「あたりまえ」ではないことが、皆さんにはありませんか?私には、たくさんあります。「みんなちがって みんないい」ですもんね・・・。 北津守小学校 校長 辻 信行 |