プールは、使っていないときも、水をきれいに保つために、ろ過機や循環ポンプを動かしています。水泳学習期間中は、毎朝当番の教職員が屋上プールに上がって機械を動かします。

機械は、ただボタンを押せばＯＫというものではなく、いろいろな操作が必要なので、何度やっても緊張します。操作を間違えてしまうと、水が抜けてしまったり、ろ過できなかったりするからです。

プールには、殺菌・消毒のための錠剤を入れたフローターを投げ込んでおきます。フローターとは、ボーリングのピンのような形の浮く入れ物です。児童のみなさんは、きっと見たことがあると思います。穴が開いているので、そこから溶けた錠剤が落ちていきます。
（バファリンのＣＭのようなイメージ）

放課後、機械を止め、フローターを回収します。こんな作業を晴雨にかかわらずやっているんですね。ちなみに、今日の当番は４年生の先生方でした。

写真は、ゲンゴロウです。２ｃｍ足らずの大きさ。おそらくハイイロゲンゴロウではないかと。ゲンゴロウは飛べますので、どこからか飛んできたのでしょう。こっち向いてますね。他にも、ヤゴやアメンボがいました。

生き物のみなさんへ。このプール、これから３か月ほどは子どもたちが使うので、返してもらいますよ。違うすみかを探してね。

去年の９月以来のプール。９か月分の汚れは相当なものです。あのきれいなプールを取り戻すべく、デッキブラシやたわし、ワイドドライヤーで必死の作業です。みなさんずぶ濡れ。これでもかというぐらい、水がしたたっていました。水着ではなく、普通のジャージで作業している強者もいました。

シャワーや洗体漕、足洗い場、トイレ、洗眼器、プールに上がる階段や更衣室もきれいにしました。かなりの力作業だったので、明日あたり筋肉痛になっている教職員が多いはず。児童のみなさん、いたわってあげてね。（笑）

さあ、準備は整いました。プール開きの日、２４日(月)の天気予報は、現在のところ「くもり時々晴れ　降水確率３０％　最高気温２９度」です。いい感じじゃないですか。空の神様、そのまま！そのまま！でお願いします。

まずは、救命処置の手順を映像で確認しました。そして、実技。倒れて意識がない人への接し方、胸骨圧迫（心臓マッサージ）や人工呼吸などの心肺蘇生法の手順、ＡＥＤ（自動体外式除細動器…心臓の状態を判断し、必要に応じて電気ショックを与え、心臓の働きを戻すことを試みる医療機器）の操作方法について、説明を聞きながら、練習用の人形を使って実際に訓練しました。

救命講習は、毎年、水泳学習が始まる頃行っています。本校のＡＥＤは、普段は保健室前に保管されていますが、水泳学習が始まると、毎時間プールサイド・職員室間を持って上がる、持って降りるをしています。安心して水泳学習が行えるよう、いざというときに大切な命を救うことができるよう、教職員一同、救命の知識と技術を身に着け、必要な備えをしていきます。