旬の食べもの・献立について1えんどうは4月〜5月が旬で、大阪市の給食では5月の1回だけ、給食室でさやから豆を取り出したえんどうを使った「えんどうの卵とじ」が登場します。 大阪には、明治時代にアメリカから入ってきたえんどうの実を栽培したことが始まりの「碓井えんどう(うすいえんどう)」というなにわの伝統野菜があります。和歌山県でも栽培されていて、4月から5月くらいに八百屋やスーパーマーケットなどで見かけることがあります。今年度はなにわの伝統野菜のことを白い献立表の最後で取り上げていて、5月号は碓井えんどうのことが紹介されていますので、よろしければまたご覧ください。 (旬の食べもの・献立について2に続きます) 旬の食べもの・献立について2旬の時期が近いものどうしの食材の中で相性のよいものの組み合わせを「であいもの」といいます。たけのことわかめも旬の時期が近い「であいもの」で、わかたけ煮やわかたけ汁などがあります。他にもいろいろな「であいもの」が季節ごとにありますので、どんな組み合わせがあるのか探してみるのも楽しいと思います。 食べものの旬を大事にし、旬の食べものを食べて季節を感じることも、日本の食文化の大切な一面だと思います。 その時期の旬の食べもののことについて、ご家庭でもお話しされてみてはいかがでしょうか。 4月28日の新食品と5月2日のこどもの日の行事献立こどもたちの感想では、節分の時に食べるいり大豆とよく似た風味のようで、特に違和感なく食べていました。 袋には丹波黒と書かれており、兵庫県の篠山の方で作られているものです。丹波の農産物では、黒豆をはじめ、くり、まつたけなども有名です。丹波とはどのあたりか、4年生の児童に聞いたところ、すぐにはなかなか思いつかないようでした。社会では各都道府県などを学習するので、また、その時に思い出していろいろ調べてみてほしいですね。 5月2日(月)はこどもの日の行事献立でした。 牛肉のちらしずし、すまし汁、ちまき、牛乳の組み合わせです。給食では、1年に1回こどもの日の行事献立が登場し、それには必ずちまきがついています。ちまきは、巻いているちがやの葉に災難を避けるという意味合いがあり、災難を避け、こどもたちが元気に大きくなりますように、との願いが込められています。(2へ続く) 4月28日の新食品と5月2日のこどもの日の行事献立について2給食では、行事献立がこどもの日・月見・正月・節分・入学祝い・卒業祝いなどの行事に合わせて登場します。行事献立は日本の食文化にとって大切なものの一つです。 また、ご家庭でも行事献立について、お話してみたり、みなさんで食べてみたりしてみてはいかがでしょうか。 |
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