留守番 安全守る約束事を
読売新聞の「一斉休校 どう過ごす?」
NPO法人「日本子どもの安全教育総合研究所」理事長 宮田さんのコラムから 一斉休校で子どもたちは、自宅で留守番をして過ごす時間が長くなる。子どもたちの安全を守るために必要な視点は、主に二つある。 まず、保護者が子どもに今回の休校の意味をしっかりと伝え、普段の春休みや夏休みのように、外で自由に遊べない点を理解してもらうことが大切だ。 親の留守を狙い不審者が訪れたり、家族の情報を聞き出そうと電話がかかってきたりする可能性がある。自宅の電話は、留守番電話機能を使って保護者の声を確認してから出るようにするなど約束事を決めてほしい。 家の中にも様々なリスクが潜む。火を扱わないように暖房はエアコン、食事の準備は電子レンジで済むようにしておくなど、過ごし方を決めておくことも有効だ。 もう一つ欠かせないのが地域全体で子どもを見守る意識だ。理由もなく出歩いていると思われる子には、保護者のつもりで「家にいたほうがいいよ」と声をかけてほしい。 犯罪防止に効果的なのは、他者の目だ。不審者がいないか注意を払い、買い物ついでに公園をのぞいてみるなど、自分も子どもの安全に重要な役割を担っていると考え、行動してほしい。 学校休校2週目に入りました。コロナウイルス拡大防止とともに、子どもの安全を守るために、どうぞよろしくおねがいいたします。 |