声の主は、４年３,４組の子どもたち。雨でできなかった運動場での体育を、今やっているとのこと。普段は、どの時間もどこかの学級が運動場を使っていますが、水泳学習期間の今なら、運動場使い放題！

競技名は「ヒット＆ラン」。野球型の球技です。“＆”は、“アンド”と読みます。野球好きな人には「エンドじゃないの？」と違和感アリアリの名前ですが、アンドで覚えてください。

ボールはやわらかいので、素手で扱います。野球は、投手が投げるボールを打者がバットで打ちますが、ヒット＆ランには投手はいません。バッティングティー（台）に置いたボールをバットで打ちます。止まっているボールを打つので、ちゃんとバットに当たります。

ベースは、ファースト・セカンド・サード・ホームの４つ。ベースの隣には、守備用のフラフープが置いてあります。打者は、打ったらファースト→セカンド→…とベースランニング。守備は、飛んできたボールをとったら、近くの守備用フラフープをめがけてダッシュ。ボールを持った人がフラフープに入ったときに、打者がどのベースに達していたかで得点が決まります。ファーストに達していたら１点、セカンドなら２点…ホームまで来たら４点入るということです。タイミングが微妙だと、じゃんけんで決めるルールです。

野球をしたことのない子でも楽しめるゲーム。これは盛り上がるはずですね。しばらく前、４年生の先生方が、研修も兼ねて放課後やっていました。まあ気持ちよくかっ飛ばしてましたわ。４年の先生チーム、ものすごい強そう…。（笑）

署内では、３班に分かれて、消火訓練ゾーン、救急訓練ゾーン、警防資器材訓練ゾーンの３つのゾーンを回っていきました。ちなみに「警防」とは、「事故が起こるのを警戒し、防止すること」です。

隊員のみなさんの訓練の様子、特殊車両、特別の資器材などを、じっくりと見学しました。具体的な説明もたくさん聞きました。消火訓練や、放水体験もさせてもらい、さらにはストレッチャーに乗せてもらって救急車に吸い込まれた子まで。Ｋ先生やＭ先生は、なんと４０ｍクラスのはしご車に乗せてもらっていました。（ウラヤマシイ）

どれもこれも教室ではできないことばかりです。今回の消防署見学は、子どもたちにとって「防災研修」という意味合いもあります。この「研修」を受けて、防災についてや、火災・救急事故に対する知識がぐんと増えたのではないでしょうか。阿倍野消防署のみなさん、本当にありがとうございました。

“一度きりの人生　転がるように　笑って泣いて生きてゆこうぜBaby…”
嵐の曲『ワイルド アット ハート』にのせて、水中で体をほぐしていきます。３年生の時からこの曲で体操をしていたとのこと、カッコいい！

最初の水泳学習ということで、「大の字浮き」「だるま浮き」「ウルトラマン浮き」で徐々に“浮く”感覚を思い出していきました。

バタ足でひと泳ぎした後、宝探しで盛り上がりました。たくさんお宝を拾えたかな？

平野工場到着後、まずは大会議室でビデオを見ました。家から出たごみが、どのように処理されているのかがよくわかるビデオでした。見学のポイントを頭に入れて、いよいよ工場見学に出発です。

ごみピット、焼却炉、プラットホーム、中央制御室、蒸気タービン発電機などなど、じっくりと見せてもらいました。蒸気タービン発電機は、ごみを燃やしたときに出る熱を利用して電気を作り出す機械で、平野工場で使用するすべての電気をまかなっているそうです。（温水プールや温泉にも使っているそうで、余った電気は電力会社に売っているそうです。）エネルギーの有効利用、無駄がないですね。

見学後のクイズ、みなさん答えられましたか？ 学校に帰ってきたとき、「勉強できた？」と聞いてみると、「うん！」と即答してくれた４年生。ごみがどのように処理されているのかを実際に見て、きっと新たな発見があったことでしょう。見たこと、わかったこと、思ったことをしっかりまとめておいてね。

ステップアップには、２名の指導員さんが来てくださっています。お話を伺いました。「上の学年の子ほど、４５分集中して学習できています。さすがですね。」

「少し残念なのは、せっかく申し込んでくれているのに、休んでしまう子がいることです。低学年の子はほとんどの子が毎回来てくれますが、高学年の子が…。」参加すると決めて申し込んでいるはずなのに、もったいないというか、何というか…。

「ステップアップの時間は、その日の宿題をやっている子が多いのですが、宿題以外のことに取り組めるようになるといいですね。ステップアップでも課題プリントを用意していますが、自分で家から課題を持ってきて学習するような子が増えるとすばらしいです。」ともおっしゃっていました。目的をもってステップアップに来てほしい。そんな指導員さんの思いが伝わってきました。

放課後ステップアップに参加しているみなさん、学校に残って勉強しようという気持ちは、とても立派です。時間は短いかもしれませんが、ステップアップの４５分間を大事にしてくださいね。