春よ、来い! (校長室だより 3.02)
3月に入りました。夕暮れが遅くなったり、夜明けが早くなったりしてきました。
運動場のさくらの樹を見てみると、枝先のつぼみがふくらみ、少し色づき始めています。春は、確実にそこまで来ているようです。 今朝の児童朝会でも子どもたちに話しましたが、学年の最後の月を有意義に過ごし、次の学年への成長を確かなものにしてほしいと思います。 心の“ ゆとり ” (校長室だより 2.19)そこで、今回も車内の出来事についてです。 昨日の帰りにある駅に着くと、杖をついた中年の男性が乗ってこられました。すかさず、前に座っていた女性が席を譲ろうとすると、男性は「次で降りますので結構です。ありがとうございます。」と遠慮されました。私には「まだまだ自分でしっかり立てます。」というプライドが感じ取れましたし、相手を気遣うやさしさも感じられました。嫌味などがまったくない、清々しい光景でした。 「お二人とも心に“ ゆとり ”がある方なんだな。」と思いました。ただし,“ ゆとり ”は勝手には生まれにくいと思います。自分で創りだす必要があるのではないでしょうか。近頃は、電車内であまり清々しい光景を目にすることがなかったので、気分よく家まで帰ることができました。 取材をうけました。 (校長室だより 2.16)はじめの電話の感じでは、一人の記者の方が来られると予想していたのですが、実際は4人もお越しいただきました。理事長・編集長・記者の方々と大阪教育大学の森田教授の4人です。森田教授と私が対談している様子を記事にまとめるという趣向です。 対談では、色々な内容の話をしましたが、話をしている中で一つ気づいたことがありました。どんなことかと言うと、「人と話をするのは、相手に何かを伝達したりコミュニケーションをとったりすること。」と考えるのが一般的ですが、それと同時に、一人で考えている時より自分の考えが深まっていくことに気づいたのです。相手からの言葉が触媒として働き、自分の思考が活性化していくのを感じました。私にとっては新たな気づきで、多くの人と出会いコミュニケーションをとることの大切さを再認識しました。 その意味で、1,196人が一緒に生活する常盤小学校は、人間関係づくりの観点はもちろんですが、自分の考えを深める観点からも格好の場であると言えます。森田教授や記者の方々も、児童数の多いことで、様々な人間関係が生まれ、社会性が培われていく土壌となることが、常盤小学校の“強み”だと言っていただきました。取材を受けたことで、新しい発見をしたよい一日となりました。 寒さに負けないぞ! (校長室だより 2.10)
自宅から最寄り駅までの道路に気温表示があります。ドライバーに路面の凍結などの注意喚起をするために設置されているものです。その表示をバスの車窓から見ると、昨日の朝が−4度、今朝が−3度でした。昨夜のニュースや天気予報では、「この冬、最大の寒気の到来!」と伝えていました。
この寒さの中でも、子どもたちは休み時間、元気に運動場で遊んでいます。また今朝も、半袖で登校してくる子が数人いました。子どもたちは、“すごい”ですね。狭い運動場を効率的にそして、けがを減少させるため、今年度は「ボール遊びゾーン」と「その他の遊びゾーン」に三角コーンで分けて使っています。ボールゾーンでは、ドッジボールをする子が大半で、「その他の遊びゾーン」では、“おにごっこ”や“なわとび”をしています。子どもたちが笑顔で楽しそうに遊んでいる姿を見ると、こちらまで楽しくなります。 お互い様 (校長室だより 2.06)
電車通勤をしていると、結構色々な出来事に遭遇します。
急病で倒れた人を、介護したことがあります。線路に人が転落したので駅員に知らせ、間一髪で助かったこともありました。そして、「すり」の現場を見つけた人と協力して犯人を取り押さえた経験もあります。 そんな中、最近一番多く見かけるのが乗客同士のトラブル・けんかです。今朝も大きな声で言い争っている人達がいました。片方は、私と同じくらいの年齢の人。もう一方は、少し若い人です。内容は、押した・押さないというたわいもないことのようでした。満員電車では一方的に、押されることはありません。お互い様なのです。 他にも混んでいる車内で移動するときに何も言わず、ぶつかりながら移動する人がいます。「すみません。」の一言が言えないのが残念です。周りの人に当たったり足を踏んでしまったりした時なども、とっさに「すみません。」や「ごめんなさい。」という言葉が出ると思うのですが・・・。心に余裕がない人が多くなっているのでしょうか? 私は「お互い様」という言葉の響きが好きです。「お互い様ですから。」と聞くと、何か気持ちがほっとしませんか。「私も迷惑をかけているもしれない。」などと、互いに相手のことを思い合える世の中であってほしいとつくづく思いました。 |
|