伝統 (校長室だより 12.22)高校野球の甲子園、全国吹奏楽コンテスト、あるいは先日行われた高校駅伝などで、毎年のように出場し上位入賞する常連校があります。主力の上級生が卒業するとメンバーが変わるのに、常に全国大会に出場するのには、すばらしい指導者の存在や憧れて入学してくる学生がいることなど、様々な要因があると思います。そしてそこには、目には見えないけれど確かに「伝統」というものがあるように感じます。 常盤小学校では12月20日(土)に「西校舎・給食室 竣工式」を挙行しました。 6年生が「よろこびのことば」を堂々と発表し、校歌や100周年記念歌(We Love ときわ)を合唱する姿、同窓会やPTA OB会のみなさま、現役PTAの方々が生き生きと活動される姿に、着任して9か月目の私は創立102年の伝統を感じました。 子どもたちや教職員が多くの方々に支えられていることを再確認できたすばらしい一日となりました。 1日に3度も・・ (校長室だより 12.16)会議が終わり職員室の前を通ると、次は知り合いに似た方?が向こうから近づいて来られました。近づくとやはり、5年前まで住んでいたマンションで同じ階にお住まいの方です。お互いに本市に努めていることは知っていましたが、まさか同じ区にいたとは・・・・・。昔話に花が咲きました。 そして、学校に帰ってくると今度は「横田先生!」という声。振り向いた先におられたのは、以前勤務していた学校でいきいき活動の指導員をしていた方でした。何と、現在お子さんが常盤小学校に在籍しているそうです。懐かしい記憶がよみがえってきました。 1日に3度も旧知の方とお会いすることができ、とてもうれしい日となりました。 伸びゆく子 (校長室だより 12.10)私も11月末に大学の研究室仲間の同期会がありました。学生時代に一緒に過ごしたのは4年間、卒業後は35年ほど経っています。それなのに、話をするとすぐ当時にタイムスリップできました。同窓生や同期生には、不思議な力があるようです。 常盤小学校でも毎年6月の第一日曜日に「あじさいの花咲くころに会いましょう!」を合言葉に同窓会が開かれ、新中学1年生が入会します。きっと彼らも、先日の男性や私の年齢になると同窓生・同期生に特別な懐かしさを感じるのでしょうね。 ほめて、伸ばす (校長室だより 12.05)定年が見えてきた私ですら、ほめていただいたり認めていただいたりすると喜ぶのですから、子どもたちならなおさらです。「ほめて、伸ばす。」という言葉を聞いたことがあると思います。普段、つい子どもの悪い面ばかりが気になり、叱ってしまいそうなとき、この言葉を思い出し、実行してみてください。子どもの話を聞いた後に、「よかったね。」、「がんばったね。」から話を始めてみるのもよいでしょう。きっと、子どもたちは目を輝かせ、もっともっとほめてもらおうと、色々なことに頑張ってくれることでしょう。 「ほめて、伸ばす。」 まだの方は、ぜひチャレンジしてみてください。 ごめんなさい (校長室だより 12.02)私は、叱るときは真剣な表情で叱ります。 また、その理由もしっかりと説明します。そして、「短く叱る」を心がけています。 その子は、目にうっすら涙をうかべながら私の注意を聞き、「もう、いいよ。」と言うと、校舎の中に急ぎ足で去っていきました。 叱った後、「あの指導でよかったのか?」と自問自答することが、しばしばあります。また、その後も行動に変化がないかを見守るよう心がけています。 2時間目にクラスの授業を見に行くと、その子は元気に授業を受け発表もしていました。少しホッとしました。 そして昼休み。他の児童と話していると、その子が私のそばに来て「朝は、ごめんなさい!」とすっきりとした表情で話しかけてきました。彼の中で、私が叱った内容が理解できたようです。これで一安心です。 |
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