茜色 (校長室だより vol.63)![]() ![]() 秋の深まりと同時に、日の出の時刻が遅くなり、今朝は生駒の山並みから太陽が昇っているところでした。ふと見ると、違う方向に茜色に光る物体が見えました。まるで大きな炎が地上から燃え上がっているようです。「何かな?」と思い、線路脇の建物に遮られながら過ぎ去る景色をよく見ると、それは見覚えのある形をしていました。そうです。あべのハルカスです。直線距離では、約25kmくらいあるでしょうか。普段は、淀んでいたり霞んでいたりしておぼろげながらしか見ることができないその形が、今日は朝日を反射して茜色にくっきり輝いていました。 心が落ち着き、少し寂しげな感のする夕日と対照的に、朝日は勇気や希望を感じさせてくれます。どうか今日もよい一日でありますように! 校長先生の話 (校長室だより vol.62)![]() ![]() 「児童朝会での校長先生の話は、長すぎる!」というような内容でした。みなさんもそのような経験をお持ちでしょうか?番組では、「長いのは台本があるからだ!」とも伝えていました。私の感想は、「へぇ〜、そんなものがあるんだ。」です。インタビューに応じておられた元校長先生は、校長講話に関する分厚い本を持っておられました。そう言えば、昨年ご退職された校長先生が、「これで、児童朝会の話を考えなくて済む。」と言っておられたのを思い出しました。 私自身は、負担に感じることはありません。「よい話をしなければいけない。」と思うと負担になります。心がけていることは、短くすること。内容は、「季節のこと」、「子どもたちの様子から」、「自分が最近体験したこと」、そして「注意してほしいこと」などです。朝会後は、自己反省をしますが、「今日は、よかったなぁ。」と思えるときは、少ないです。話の後、その内容について、子どもたちが話しかけて来てくれるのが、一番うれしい時です。 わが家の運動会 (校長室だより vol.61)![]() ![]() 私自身は、徒競走で相手に勝つことばかり考え、先頭でゴールすることがほとんどでした。しかし、一度だけ1着になれなかったことがありました。そのとき初めて、「負けて悔しい思いをしている人がいること。」を知りました。6年生の時です。 私が家庭を持ってからのわが家の運動会は、また違ったものでした。徒競走でわが家の子どもたちは、決して1着になりません。その代わり、家の中でダンスの練習を楽しそうにやっていました。私とは正反対ですが、その一生懸命さを見て、とてもうれしかった記憶があります。 間近に迫った常盤小学校でも、一人一人の運動会があると思います。練習してきた成果を十分に発揮して、思いっきり演技・競技してくれることを期待しています。 7→2→1→2→12→6→7(校長室だより vol.60)
めったにない5連休が終わりました。
みなさんは、いかがお過ごしでしたでしょうか? 私は、前回に記したように普段できない所の掃除や手入れが、大分できました。 3日目には、JR福知山線の「谷川駅」から加古川線に乗り換えるのを目的に、“ぶらり旅”もしました。 さて、表題の数字が何かお分かりでしょうか? 実は、その日帰り旅で乗りついだ7本の電車の車両数なのです。そう、「1」は、たった1両で走っている電車です。1両と2両の電車は、「ワンマンカー」といって運転手さんしか乗車していません。駅に着いても、開くドアは先頭の運転手さん横のドアだけで、他は開きません。運賃も運転手さんに支払います。従って、駅には誰もいません。 乗継には、20分程度かかる時もありましたが、逆に、ゆったりした気分になれました。ただし、3時間に1本のダイヤなので、車内は結構混んでいました。学校帰りの中高生。あちらこちらの写真を撮る鉄道マニア。家族づれの方もいました。寺社巡りをする少し先輩の京都から来た男性は、無人駅で降車されました。地元の女性の話しぶりもなぜか、心地よく聞こえます。終点の加古川駅までは、1時間半ほどかかりましたが、電車に揺られながら車窓からの景色を堪能できました。すべてが、ゆっくり流れていくのが、とても気持ちよく感じました。 心に余裕をもって生活することの大事さを再認識できた1日でした。 ![]() ![]() 公共交通機関 (校長室だより vol.59)![]() ![]() そんな車好きの私ですが、近頃はできるだけ電車やバスなどの公共交通機関を利用するよう心がけています。鉄道は、渋滞もなく到着時刻の予想がしやすいですし、燃料代や通行料、駐車代もかかりません。比べてみれば、やはり経済的です。また、二酸化炭素の排出削減にもいくらかは貢献できるのも利点です。 バスは、「時間通りに来ない。」と敬遠される方もいらっしゃいますが、市バスでは、ネットで「バス接近情報」も発信され、大変便利です。乗り継ぎ割引などがあり得ですし、目的地の近くまで行ける点は、電車に勝る点です。よく考えればバスが遅れるのは、他の車が多いために起こる交通渋滞が原因で、バス自体に原因がある訳ではありません。マイカー通勤や不要な利用を減らせば、公共交通機関はもっと快適に利用できるはずです。 この5連休は、ゆっくり過ごしながらも、ざっくりとした計画を立てて普段できない片付けや手入れをしようと考えています。天気の良い日には、1日乗車券でも買って大阪と反対方面に当てのない、ゆったりとした“ぶらり旅”をしてみようとも考えています。 みなさまもごゆっくりお過ごしください。 |
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