7→2→1→2→12→6→7(校長室だより vol.60)
めったにない5連休が終わりました。
みなさんは、いかがお過ごしでしたでしょうか? 私は、前回に記したように普段できない所の掃除や手入れが、大分できました。 3日目には、JR福知山線の「谷川駅」から加古川線に乗り換えるのを目的に、“ぶらり旅”もしました。 さて、表題の数字が何かお分かりでしょうか? 実は、その日帰り旅で乗りついだ7本の電車の車両数なのです。そう、「1」は、たった1両で走っている電車です。1両と2両の電車は、「ワンマンカー」といって運転手さんしか乗車していません。駅に着いても、開くドアは先頭の運転手さん横のドアだけで、他は開きません。運賃も運転手さんに支払います。従って、駅には誰もいません。 乗継には、20分程度かかる時もありましたが、逆に、ゆったりした気分になれました。ただし、3時間に1本のダイヤなので、車内は結構混んでいました。学校帰りの中高生。あちらこちらの写真を撮る鉄道マニア。家族づれの方もいました。寺社巡りをする少し先輩の京都から来た男性は、無人駅で降車されました。地元の女性の話しぶりもなぜか、心地よく聞こえます。終点の加古川駅までは、1時間半ほどかかりましたが、電車に揺られながら車窓からの景色を堪能できました。すべてが、ゆっくり流れていくのが、とても気持ちよく感じました。 心に余裕をもって生活することの大事さを再認識できた1日でした。 公共交通機関 (校長室だより vol.59)そんな車好きの私ですが、近頃はできるだけ電車やバスなどの公共交通機関を利用するよう心がけています。鉄道は、渋滞もなく到着時刻の予想がしやすいですし、燃料代や通行料、駐車代もかかりません。比べてみれば、やはり経済的です。また、二酸化炭素の排出削減にもいくらかは貢献できるのも利点です。 バスは、「時間通りに来ない。」と敬遠される方もいらっしゃいますが、市バスでは、ネットで「バス接近情報」も発信され、大変便利です。乗り継ぎ割引などがあり得ですし、目的地の近くまで行ける点は、電車に勝る点です。よく考えればバスが遅れるのは、他の車が多いために起こる交通渋滞が原因で、バス自体に原因がある訳ではありません。マイカー通勤や不要な利用を減らせば、公共交通機関はもっと快適に利用できるはずです。 この5連休は、ゆっくり過ごしながらも、ざっくりとした計画を立てて普段できない片付けや手入れをしようと考えています。天気の良い日には、1日乗車券でも買って大阪と反対方面に当てのない、ゆったりとした“ぶらり旅”をしてみようとも考えています。 みなさまもごゆっくりお過ごしください。 4分おくれ (校長室だより vol.58)しかし、私にとって大丈夫であっても、そうでない方もいらっしゃいました。ある駅で、いつも同じ位置のドアから乗ってこられる視覚障がい者の方です。そう、1本前の電車は、いつものものとドアの位置が違うのです。電車が駅に停車したとき、その方の前はドアではなく、ちょうど連結部分です。「あっ!」と思った瞬間、降車された方が声をかけて近づき、援助してくれました。ほっとしました。本当の一安心です。また、援助した方の自然でさりげない動きが、疲れ気味の私をさわやかな気分にしてくれました。 20,000分の?(その2) (校長室だより vol.57)≪ご案内とお願い≫ さて、今週末の12日(土)には2学期第1回目のオープン・スクールを実施します。一人一人の子どもが活躍できるよう、様々な工夫をこらした授業が展開されることでしょう。お忙しいとは存じますが、時間を調整いただいて、ぜひご参観ください。 ご案内の手紙にも記しましたが、今回から「写真・ビデオ撮影の自粛」をお願いしました。写真やビデオによる思い出の記録を否定するものではありませんが、子どもたちが授業に集中できる環境づくりは大切です。また、気軽に撮影・投稿ができるようになってきた現在、個人情報の保護には十分な注意が必要です。昨年度、私自身も学校ホームページでの写真掲載について、学ばせていただきました。 当日は、若手も中堅もベテランの先生も、教材研究を深め授業に臨んでくれることと期待しています。保護者のみなさまには、子どもたちが活躍している姿をファインダー越しではなく、ぜひ生で直接見ていただきたいと願っています。さらに参観時には、子どもたちの意見や発想に、思わず驚きや共感の声を発したり、感心・感動の拍手が湧き起こったりする教室であってほしいとも思います。 みなさま、ご協力をよろしくお願いいたします。 20,000分の?(その1) (校長室だより vol.56)その2万回の授業を全部思い出すことはできませんが、自分自身で100点満点をつけることのできる授業は、数回しかないように思います。発問のタイミングがずれたり、児童への説明不足(説明過多)があったりして、どこかが課題として残ってしまいます。研究授業の折は、夜遅くまで同僚と議論して授業に臨むこともしばしばでしたが、終わってみると反省点も少なくないのです。どんな仕事でもそうだと思いますが、懸命に取り組んでも、若手にはどうすることもできない“経験不足”という壁があります。 先輩に「経験の少ない自分が子どもたちを教えていてよいのか。」と聞いたこともありました。「ベテランには絶対ない“若さ”があるじゃないか。子どもと一緒に汗をかき、毎日一生懸命取り組めば、きっと気持ちは通じるよ。」と教えていただきましたが、保護者のみなさんが温かく見守っていただいたのは、間違いありません。 (つづく・・・) |
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