葉っぱ (校長室だより vol.77)ふと横を見て、「直射日光を浴びている玄関の花々もさぞかし暑いだろうな。」と思い、その葉っぱに触れてみると、何と「少し冷たく」感じました。これには、素直に驚きました。 よく考えてみると、私たちの体温調節と同様に植物も温度を調節するのでしょう。でもあの薄い葉っぱの中でどのように調節するのでしょう?あらためて考えてみると、小学校で習う葉の裏側の気孔から水蒸気を放出する「蒸散」や、二酸化炭素を吸収し、酸素を放出する「光合成」も同時に行われているのです。すごいと思いませんか! 私もかなり歳をとってきましたが、ふとしたことに感動する感性は、まだありそうです。 自信の誕生 (校長室だより vol.76)もちろん、学校を休むにはそれぞれの理由があり、休むこと自体が悪いことではありません。しかし私の場合、6年間休まなかったことは、自信となり以降のがんばりにもつながったように思います。 今の子どもたちにも同じことが言えます。適度な困難さのあることにチャレンジし、それをクリアしたとき、子どもたちには自信がつきます。その時タイミングよく家族や先生から「すごいね!」「やったね!」などの賞賛の言葉があると、さらに大きな自信につながるはずです。 われわれ大人の役割は、子どもたちに適度な困難さがあることがらにチャレンジさせる場を設定することと、それをクリアできた時のタイミングを見逃さず、一緒に心から喜んでやることだと思います。 キラリと光る (校長室だより vol.75)私が子どもの頃は、田植えは6月と決まっていました。しかし、稲の品種改良や台風被害を避けるためもあって、時期が早まっているようです。農家の方に、稲の成長は日照時間と深くかかわっていて、その時間の合計で稲刈りの時期も変わると聞いたことがあります。 毎年、田植えから稲刈りまでの成長の様子を車窓から見るのが楽しみです。田植え直後、苗はほんの少しだけ水面上に出るだけですが、数週間たつと水面が見えないほど成長する様子は圧巻です。自然のすばらしさと農家の方々の技を感じます。 さんぽ (校長室だより vol.74)私は、2日間ほど用があったり普段できない家の片づけをしたりしましたが、基本的には休息でした。ただ、「運動も必要かな」と考え、昨日は夕方のさんぽに出かけました。 特にコースを決めていた訳ではありませんが、車があまり通らない道を選びました。普段よく通る道も、風を感じながら歩くと印象がかなり異なります。一筋中に入ってみると、今まで見たことのない光景も現れます。6月からホタルが飛び交う川のほとりは、遊歩道になっていました。水の音を聞きながら歩くと、とても気持ちが落ち着きます。遊歩道には、ベンチや水飲み場もあり快適です。ふと見ると、オレンジ色の鉄棒のようなものがあるではありませんか。近づいて説明を読むと、何と「ぶら下がり用の棒」と記してあります。そう言えば、昔、「ぶら下がり健康機」というものがありましたっけ。 時間にして、1時間10分。歩数は、6,000歩ほどのさんぽでした。 近隣でも知らない場所が、たくさんあることがわかりました。また、コースを変えて歩いてみることにします。 50年ぶり (校長室だより vol.73)私は、小学校卒業後に他区に転居し、一人だけ別の中学校に進学しました。その後、今まで5回ほど転居しているので、小学校時代の同級生とは、卒業後一度も会ったことはありません。昭和町あたりを車で通ったときには、「あそこが、◇◇さんの家だったな。」と思い出しはしていましたが、こちらからコンタクトをとることもしていませんでした。 ほぼ50年ぶりの再会にほっこりとした気分になりました。 |
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