土曜授業〜敷津インターナショナルデイ〜お互いの文化を体験し、理解を深める機会として企画しました。 ●世界の楽器体験 ●保護者の方のお話(ベトナム・トルコ・タイ) ●羽根蹴り:チェギ(韓国)ダーカウ(ベトナム) ●こま回し:中国ゴマ、韓国ゴマ ●世界のクイズ大会 ●タイの紙芝居 外国から来た保護者のみなさんや、児童が自分の国について話したりクイズを作ったりしてくれました。 豊中国際交流センターからは、タイの方がゲストティーチャーで来てくれて、日本の「羽衣伝説」に似た話をしてくれました。 PTAからも、たくさんの保護者の方がブースの手伝いをしてくださいました。今回は、外国の保護者のみなさんも含めて、つながる機会になりました。また、このような機会が持てればと思います。 子ども達はさまざまな国を身近に感じる機会になりました。食べ物の違いや服装の違い、小学校の違いなどを興味津々で聞いていました。 家族やゲストティーチャーと母語で話す友だちの姿に、他の子ども達が尊敬の眼差しを向ける場面もありました。 音楽専科の増田先生は、自分で集めたり作ったりした、世界各地の楽器を用意してくださいました。 小さな学校だけど、大きな世界につながっていることを、多くの人のサポートで体験することができました。本当にありがとうございます。 「みんなちがって、みんないい。」 素直にそう思える、土曜授業でした。 〔担当・校長〕 5年社会見学社会科の工業の学習で学ぶ、オートメーション化された大きな工場の見学です。 駅を降りて歩いていくと、チョコレートをかたどった大きな看板が見えてきます。 町にも甘い香りが漂います。チョコレートそのものの匂いではなく、原料のカカオをローストしている香りだそうです。 工場では、きのこの山の製造ラインを見学しました。 1つのトレーで360個のきのこの山が作られていきます。 あっという間にチョコレートが注がれ、空気の力を利用して、クラッカーの軸を差し込んでいきます。 機械化された工場の中は、とても少ない人数の人しかいません。 従業員の方々は、清潔・安全を一番に考え、服装や製品のチェックに細心の注意を払っていることを知りました。 わたしたちの口に入るまでに、たくさんの方々が関わっていることも知りました。 今日は、残念ながらカールの製造ラインは止まっていたのですが、帰りにお土産のカールをもらって大喜びでした。 実際に自分の目で工場を見学することで、お菓子に対する考え方も変わるかもしれませんね。 【引率 新地 根井】 6年・キャリア教育〜テレビの仕事〜「テレビの仕事」は、この情報化社会の中で、ネットやモバイルの進化と連動しながらも、無くなることはありません。 NHK大阪でチーフディレクターを務める大北晶子さんに、ディレクターの仕事ややりがい、そして社会人になるまでの話を聞きました。 簡単な自己紹介のあと、 「私は小学校のころ、学校で1人だけみんなと決定的に違うところがあった。見てわかる人はいますか?」 と投げかけられました。 1人の児童が気がついて、答えました。 「手が違う。」 そう、大北さんは1歳の時に左腕を病気で失い、義手をつけているのです。差し出された義手を差し出し、握手をして回る大北さんに子どもたちはビックリしていました。 子どものころ、義手のせいでいじめられたこと。水泳ができない、雑巾がしぼれない。できないことだらけで、劣等感でいっぱいだったこと。 率直に語られる過去と、その辛さを受け止め、逆に就職の時には強みにして仕事に就いたこと……。 「世の中の当たり前を疑う気持ちを持ってほしい。知ることで世界は変わるんだよ。」 力強いメッセージを、子どもたちはしっかり受け止めていました。 ディレクターは監督の仕事であることを学び、その上でインタビューを編集するワークをしました。 インタビューを起こした文章から、話した人の思いが強く伝わるメッセージを拾ってつなげます。 子どもたちの意見に、逆に大北さんが「そうか!そんな意味にも聞こえるなぁ」と感心する場面もありました。大北さんの編集したインタビューを見て、言葉の順序も入れ替えて短くまとめられていることに、驚きました。 「たとえば、担任の阪口先生のインタビューを私が撮って、編集次第で『いい先生』に見せることも、『悪い先生』に見せることもできる。表情やセリフのつなぎ方で、印象は変えられるんだよ。だからテレビに映ってない部分やセリフを考えて観ることも大事!」 と、メディアリテラシーにつながる話もしてくださいました。 「知ることで、ダメだと思っていた問題が解決したり、がんばっている人の存在に励まされたりする。いろんな人に出会えて、紹介して、希望や解決策を観る人に届けることができるディレクターの仕事は、楽しいです。」 障がいがあっても、パワフルで明るい大北さんに「かわいそうだなぁと思ったことを反省し、つらいこともプラスに変えられるんだと納得した」と感想を書いた児童もいました。 最後に、「みんなにも話を聞かせてもらうことがあるかもしれないから」と大人に対するように、名刺を配ってくださいました。 子どもたちは、ちょっと「仕事」が身近なものになったようでした。 「障がいは私のオリジナリティ」 自分の持つマイナス面を、悲しむだけでは前を向けない。子どもたちにとって、素敵な出会いになったのではないかと思います。 次回は1月25日(月)に、毛糸作家の方から「クリエイターの仕事」を学びます。 【担当・校長】 3年・社会見学初めは、他の学校と一緒にホールに集まり、昔の道具クイズです。 炭を入れるアイロンや、携帯用の筆入れ、竿ばかりなど、昔の道具を当てていきます。 江戸時代の灯り「あんどん」では、実際の明るさを体験します。今の照明に比べると、本当にほのかな明るさ。 「昔は、夜は真っ暗やったやろなあ」 代表の児童と先生は、着物も着せてもらいました。 次に、館内の見学。 江戸時代の町並みが再現された博物館です。 薬屋。浄瑠璃本屋。くしやかんざしなどを扱う小間物屋などが並びます。 着物を着た外国人観光客もたくさんで、とてもにぎわっていました。 明治時代のコーナーでは、古い地図で木津、大国の町を見つけました。 社会科で学習した昔の道具や暮らしに触れ、体験することで、実感できた見学でした。 社会科の時間に、しっかりと学習のまとめをします。 【引率 水口 根井】 まち歩きワークショップ大学の先生から、どのような視点で町を見るかを教えていただき、班に分かれて地図を見ながら町歩きをします。 「木津市場は昼間は人が少ないな」 「駅の近くには『敷津子ども安全の家』が多いね」 と、地図に「危険」「安全」などのシールを貼りながら進んでいきます。 おや、途中で話しかけてきたおじさんが……。 「敷津小学校に行きたいんやけど、そこまで連れてってくれへん?」 しつこく誘ってきます。これは、断り方・逃げ方の訓練です。 きっぱり断り、大国神社やコンビニに駆け込んで助けを求め、出会った人の特徴を伝える練習をしました。 いつ、不審者に出会うかわかりません。その時に気軽についていってしまわないよう、今回の経験を生かしてほしいです。 寒い中、不審者役をしていただいた浪速警察の方や、ご指導くださった大学の先生、多数の行政・地域・保護者のみなさんに感謝します。ご協力ありがとうございました! 〔担当・校長〕 |
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