3学期 思い出作文 6年

     6年・戦争は悲惨
          吉川 ひな
 私が心に残った3学期の思い出は、社会見学でピース大阪へ行ったことです。理由は、戦争がこんなにもひどいもので悲惨だったという事が分かったからです。
 これまで私は戦争がこんなにもひどいとは思っていませんでした。社会で戦争のことを学んだときには、防空壕などに逃げこんで助かった人々が多いと思っていたからです。でもピース大阪の中を見て回ると、戦争で何千万人ものたくさんの人の命が失われている事や、今も戦争で苦しんでいる子ども達や人がいるという事が分かりました。食料がなく、食べ物を食べられずにガリガリにやせ細った男の子の写真が、今でも頭に残っています。
 その他にも、防空壕に入って戦争がどんなものだったのかを体験しました。防空壕とは、空から爆弾が落とされるときに逃げこむ、地下のようなところです。防空壕に入ると、少しひんやりしていて、中から外を見ると、真っ赤に染まり、上を逃げ回る人々の悲鳴が聞こえて、おそろしかったです。
 そして、外にはなくなった人々の名前が刻まれている石板がありました。たくさんの人の名前が刻まれていて、その名前の数を見たとき戦争は本当にやってはいけない、おそろしく悲惨なものだと実感しました。
 このピース大阪での見学を通して、私は平和な時代に生まれて良かったと思いました。戦争は、たくさんの人の命をうばいます。もう二度としてはならないものです。これからを生きる私たちは、戦争の悲惨さをみんなに伝えていくことが大事です。この事を忘れずに、人の命を大事にしていきたいです。
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