さて、指の動かし方がわかったら、そろばんを使っていよいよ計算をしてみます。「１を入れて、また１を入れて、２を入れて、１を引きましょう。」と先生が読み上げる声を聞いて、パチ、パチ、パチと玉を動かします。最後にそろばんに残った玉を読むと、「３」という答えになります。
　そろばんを使って計算し答えが合うと、「御明算！（正解）」。子ども達はたくさんの御明算をもらっていました。

３月１３日（月）
　３年生は算数でそろばんの学習をしています。ふだん使うことのない計算のための道具ですが、持つと玉が動いて♪カチャカチャと明るい音がするので、思わず楽器のように降ってしまいます。
　今日はそろばん名人をお招きして、そろばん教室を開いていただきました。まず始めに、そろばんの各部分の名前や、指の動かし方を教えていただきました。「横に一本通っている木を『梁』と呼びます。梁の下に４つある玉を『一玉』、上にある玉を『五玉』と呼びます」。
　「一玉を上げる時は親指で、下げる時は人差し指を使います。五玉はあげるも下げる時も人差し指を使います」。先生の指導に合わせて玉をゆっくりと動かして、指使いの練習をしました。

　３年生は社会で学習してきた「昔のくらし」から、昔の道具体験をしました。大きなタライに水を入れて、洗濯板とせっけんで靴下を洗います。気温のあたたかい日でしたがやはり２月なので、洗濯をしている子ども達は「つめたぁい！」と口々に言っていました。
　今は洗濯機のボタンをポンと押すだけで洗濯できますが、昔の人達の大変さを味わうことができました。

２月１６日（木）
　６限目に今年度の最後になるクラブ活動を行いました。クラブ活動は４年生以上の児童が参加する学習で、一年間ずつクラブを選択して取り組みます。時間割の中で唯一、自分が好きな活動を選べる学習なので子ども達はクラブ活動が大好きです。
　昨日の最後のクラブ活動では、３年生の子ども達が来年度からクラブを選ぶ参考にするために、グループに分かれてクラブを見学して回りました。
　屋外や講堂で運動をするスポーツ・クラブ、工作や実験をするクラフト・クラブ、プログラミングをするパソコン・クラブ。上級生が楽しそうに活動する様子を、３年生の子ども達はワクワクした表情で見ていました。
　「どのクラブにしようかな♪」、「めっちゃ迷うわ。」と４年生への期待感をふくらませていました。

　１つ階をおりると、そこにはおじいちゃんやおばあちゃんが子供の頃に使っていた道具や電気製品が展示されていました。
　見たこともない道具や電気製品に子ども達は興味津々です。不思議そうな顔をしながら、道具の名前や使い方の説明を読んでいました。
　展示室の一角にモニターが設置されて、昔の道具を実際に使っている映像が流されているコーナーが子ども達に人気で、夢中で見入っていました。