なにわの伝統野菜
大阪市では、平成17年より、
1.大阪市内で概ね100年以上前から栽培されているもの 2.現在において大阪市内で栽培されているもの 3.現在も種子等の確保が可能なもの という3点を満たすものを「大阪市なにわの伝統野菜」として認証しています。 現在、天王寺かぶら、田辺だいこん、金時にんじん、毛馬きゅうり、玉造黒門越瓜(たまつくりくろもんしろうり)、勝間南瓜(こつまなんきん)、源八もの(芽じそ)、そして、今日の給食でいためものに使う大阪しろなが登録されています。 給食では、大きなざるに山盛り2はい(26kg)の大阪しろなを使いましたが、いためてしまうとかさが減って少しになってしまいました。 地産地消をすすめる取り組みとして、小学校給食でも大阪市や近郊の市町村で収穫した野菜を可能な限り使うようにしています。みなさんも買い物に行った時には野菜などの産地表示を見て選んでみるといいですね。 *3枚目の写真は今日の給食「赤魚のしょうゆだれかけ、みそ汁、大阪しろなのいためもの、ごはん、牛乳」です。 手作り とうふハンバーグ
12月9日の給食は、手作りの「とうふハンバーグ」でした。ハンバーグはもともとは挽肉を使った料理ですが、給食室では衛生面の関係からとうふを使った「とうふハンバーグ」を手作りしています。(肉を使ったハンバーグは、冷凍食品を使用しています。)
とうふのほかに、ツナ、たまねぎ、じゃがいもでんぷん、砂糖、塩、しょうゆを合わせて練るように混ぜ、一人1個ずつにまとめて焼きます。給食室では朝から750個ちかくのハンバーグを作ってくださいました。 肉を使っていないので、あっさりとした仕上がりとなっています。子どもたちは食べる時にケチャップをかけていただきました。 <5年生の感想> *ふわふわ、もこもこっとしていてやわらかくおいしい。 *とうふとケチャップが合っている。 *健康のバランスも考えてあっていいと思う。 など ご家庭でも作ることができます。給食では水分量の少ないとうふを使っていますが、ご家庭ではもめんどうふの水切りを十分にすることがおいしく仕上げるポイントになります。ぜひ、お試しください。 はじめまして! 『なめこ』です。なめこは、古くから親しまれているきのこです。ぬめりがあるのが特徴で、このぬめりは「ムチン」とよばれ、やまいも、オクラ、納豆にもふくまれているものです。 市販されているほとんどのなめこは菌床栽培されたものです。給食では水煮にしたものを使っています。みそ汁や赤だし、そばの具などに使われることが多いようですね。 きのこには、便秘や大腸がん予防に効果があるとされている「食物せんい」が多くふくまれています。 子どもたちに「なめこのみそ汁」についてのし好調査を行いましたので、結果を紹介しましょう。 和食のよさを見つけよう教科書では、衣食住の中での「住」について説明がされています。「衣」と「食」については教科書の説明にならって子どもたちが自分たちで調べていきます。 そこで、和の食について「和食の達人」に来ていただき、和食とはどういうものなのかを教えてもらいました。和食のよいところは季節感があったり、郷土料理があったりするところだそうです。中でも「和食の原点は“だし”」であることを学び、だしの味見体験もしました。 私たちの生活は和の文化と洋の文化それぞれのよいところを取り入れることによってよりよいものにしていくことができます。日本で昔から伝えられてきた文化についても興味関心をもち、「もっと知りたい!もっと調べてみよう!」という意欲につながっていけばいいですね。 鯨・・・なんと読むのでしょうか?今年は『くじらのオーロラ煮』です。赤みそ・ケチャップ・砂糖を合わせて作ったたれを、じゃがいもでんぷんをまぶして油であげたくじらの肉にからめた料理です。 料理名のオーロラは「あけぼの」という意味で、調味料にケチャップを使い、その赤い色をあけぼの(明け方の赤い空)に見立てたところから名前がつけられました。 給食では、北西太平洋で調査捕鯨されたミンククジラを使っています。ミンククジラは体長10m前後で体重6tほどの小型のヒゲクジラです。 今から50年くらい前は、くじらの肉は学校給食によく使われていたそうです。大阪の家庭ではみずなと合わせた「はりはり鍋」や「くじらの大和煮」(缶詰)もおなじみだったようですね。 くじらは低カロリーで低脂肪(ささみと同じくらい)なので、高カロリー・高脂肪傾向の現代人にとっては、体にやさしい食材と言えるでしょう。しかし、ややくさみがあるため、給食室では、料理酒・しょうが汁に1時間以上浸けておいしく食べる工夫をしています。さて、子どもたちの感想は・・・ |