大阪市立矢田西小学校 めざす子ども像  〜 がんばる子 ともに生きる子 かがやく子 〜

児童朝会 2.14

☆ 校長先生のお話

「野球殿堂入りした元中日ドラゴンズの投手、山本昌さん」

 朝日新聞朝刊の2面に「ヒト」というコーナーが掲載されています。いろいろな人が登場し、その人たちの失敗談や苦労話が紹介されています。校長先生が人生を生きていく上でとても参考になるエピソードが紹介されているので、楽しみながら読んでいます。

 1月21日(金)には、野球殿堂入りをした元中日ドラゴンズの投手、山本昌さんのエピソードが掲載されていました。とても興味深かったので、皆さんに、紹介したいと思います。

 「身長186センチの左腕から放たれた球は、打者の手元でとぐろを巻くように曲がり落ちる。スクリューボールを操り、219勝を積み上げた。32シーズンにわたる現役生活はプロ野球史上最長。候補2回目での野球殿堂入りに「友人や恩人、誰ひとり欠けてもここまで来られなかった」と感謝した。

 生涯の武器は、内野手に教わった。高卒入団5年目。修業に送り出された米国で、球を曲げて遊びながらキャッチボールするマイナーリーグの選手に握り方を尋ねた。この年半ばに帰国すると、初勝利を含む5勝を手にする。

 渡米当初、自分が戦力扱いされていないと腐った。そんなとき、「ヤマ!」と気さくに声をかけてくれたのが、派遣先のドジャースで働いていた故・アイク生原(なまはら)さんだった。「『上から投げろ』とか、『球は前で放せ』とか。アイクさん知っていますよ、ということばかり。でも、僕は知っているだけで、できていなかった」

 中日ドラゴンズ一筋。2015年に50歳で現役引退するまで、投球の根本を支える金言となった。小、中学生時代は補欠で、甲子園出場経験もない。直球は時速130キロ台。だから毎年フォームを工夫した。素質に恵まれていなかったから、才能に悩む若者の気持ちが分かる。「大事なことは諦めないこと。トライしていたらどこかに風穴が開くんじゃないかな」

 金言とは、古人の残した、模範となる尊い言葉。山本昌さんはアイク生原さんのアドバイスを金言と見抜き、その金言を忠実に実行しました。基本に立ち返り、それを続けたのですね。今年は寅年です。皆さんも、山本昌さんのように諦めずにトライし続けて、充実した学校生活を過ごしてほしいなと思います。

 話の最後は、新型コロナウイルスへの感染を防ぐためのお話です。オミクロン株への感染がまだまだ広がり続けています。皆さんは日々感染対策をしっかりがんばっています。これからも、健康観察をする、マスクをする、手を洗う、人との間をあける、換気をする、静かに給食を食べる、用事がないときは出歩かないなどにさらに気を付けながら過ごし、自分の身をしっかり守ってください。

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