大阪市立矢田西小学校 めざす子ども像  〜 がんばる子 ともに生きる子 かがやく子 〜

児童朝会のお話 3.7

☆校長先生のお話

「強くなるには」

 今、ウクライナでは、防空壕やシェルターの中で、生命を脅かされ、とても不安な日々を送っている子どもたちがたくさんいます。いかなる紛争や武力衝突によっても、子どもが犠牲になることは、決して許されることではありません。一日も早く平和的に解決してほしいですね。
 
 さて、先週の木曜日に行われた卒業生を送る会では、6年生から在校生の皆さんに、強い気持ちと優しい気持ちがプレゼントされました。皆さんは、学校や家で嫌なことがあったとき、「もっと自分が強ければ」と思ったことはありませんか?では、どうしたら人は強くなれるのでしょうか。今日は、毎日小学生新聞に掲載されていたプロレスラーの蝶野正洋(ちょうのまさひろ)さんのインタビュー記事を紹介したいと思います。

 去年に放送が打ち切りになりましたが、蝶野正洋さんは、大晦日のバラエティー番組で、毎年、お笑いタレントに力をこめてビンタをする姿が印象的でした。しかし、「暴力は嫌いだ」と言います。

 「あれはあくまで『お笑い』の中でのことで、人をたたくのは決して気持ちのいいものじゃない。(中略)小6と中1の自分の子どもをたたいたこともない」

 蝶野さんは、強さと暴力はイコールではないと考えます。けんかやいじめは、むしろ「強さとは正反対」と話します。では、強さとはいったい何でしょうか?

 蝶野さんは「自分と向き合い、打ち勝つ力」と答えます。

 「勉強でも運動でも何かをやり通そうというときに、不安やプレッシャーと戦い、自分自身の日ごろのがんばりや努力を全て出せるかどうか、それが強さだ。少なくとも俺はリングの上では、相手がどうこうではなく、常に自分自身と戦ってきた」

 今は力が足りなくても、自分の全力を出し切ることで、次につながっていき、その積み重ねが強さを育てると蝶野さんは訴えています。

 皆さんは、このお話を聞いてどう感じましたか?不安やプレッシャーは誰にでも容赦なく襲ってきます。そんな時、自分なりに解決方法を見つけて、立ち向かわなければなりません。6年生からプレゼントされた強さを生かして、日頃から自分と向き合って、打ち勝つ力を日々しっかり鍛えましょう。

 話の最後は、新型コロナウイルス感染症のお話です。オミクロン株への感染がなかなか収まらないので、大阪府に出されていたまん延防止等重点措置が3月21日(月)まで延長されました。皆さんは毎日感染への対策をしっかりしがんばっていますが、これからも、健康観察をする、マスクをする、手を洗う、人との間をあける、換気をする、静かに給食を食べる、用事がないときは出歩かないなどにさらに気を付けて、自分の身をしっかり守ってください。

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