組織で決めるためには・・・「がんばらない働き方(ピョートル・フェリクス・グジバチ 著 青春出版社)」より、 「皆が賛成してくれるようにがんばる」はいらない グーグルであれば、発言しない人=会議に貢献しない人とみなされ、次の会議には声をかけてもらえないことが多いです。 そもそも、会議に「全員賛成」はあり得ません。そもそも全員が賛成 する意見など、最大公約数の意見にはなっても、面白いものにはなりません。 また、本当に全員の賛成をとりつけようと思ったら、時間がいくらあっても足りません。そのぶんのしわ寄せを残業や休日出勤で「がんばる」ことになってしまう。そんなことをするぐらいなら、アウトプットの質を高めることに時間を費やしたほうが、ずっといいです。 すでにトップ企業においては、全員のコンセンサスを取らないかたちのプロジェクトの進め方が常識になっています。 チームが10人いるとしても、求められるアウトプットに必要な情報を持っている人やスキルを持つ人のみを抜擢し、必要最小限の人員で骨格を固めてしまう、というやり方です。そうすることで尖った、人の心を強く揺さぶるアウトプットを生み出すのです。 ほかのメンバーに対しては、なぜそんな進め方をしたのか、後から説明すればそれでOKです。 情報共有も、議事録など定例のミーティングがあれば事足りるでしょう。 あわせて、各メンバーには「一度決まったことには全力を傾ける」という態度を求めます。繰り返しますが、どんなに議論を尽くしても全員合意はありえませんし、そこを追求しても時間のムダにしかなりえません。だからといって結論を先送りはしません。本当に決まらなければ最後はリーダーが責任をもって決めます。 あとは、メンバー一人ひとりにコミットを求めます。 一人一人の考え方は違って当たり前!組織が同じベクトルで動くことは大事なこと!そのためには、一人一人が常に「自分の考え」を持って、「自分から動く」こと。そして、お互いの自由を承認し合って、「対話」することです。 対話して、歩み寄って、ひとつの結論にたどり着く。最後に、決まったことには全力で取り組む!取り組んだ結果がダメなら「やり直せばいい」すべての責任はリーダーがとる! 学校の働き方改革にも、この組織決定論は効果ありと考えます。みなさんはどう思われますか。がんばらないとは、サボることではありません!がんばりどころを見つけることです! |
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