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器楽部会の実践(2)

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【3】鑑賞曲にあこがれをもって演奏しようと意欲を高める工夫
いろいろな音を楽しみながら演奏に取り組もうとする意欲を高める。
実践例 3 教材「シンコペーテッド クロック」「きらきらぼし」 1学年
○楽器の音色やリズムに気を付けながら聴き、楽曲全体の気分を楽しむ。
○鑑賞曲に合わせて、ウッドブロック・トライアングルの演奏を楽しむ。
○範奏を聴いたり、正しい奏法を見たりして様々な音の鳴らし方を楽しむ。
○鉄琴や鍵盤ハーモニカで演奏して楽しむ。

★初めていろいろな楽器を演奏し、友達と一緒に演奏することが楽しいと感じることができた。
★音遊びを通して、順番に演奏することや友達と教え合うことを自然と身に付けることができた。
★楽曲の一部分だけを演奏するようにしたので、演奏自体に負担がなく誰もが楽しんで取り組むことができた。

器楽部会の実践(1)

(1)器楽部会の取組について
「心に響く器楽奏の素晴らしさを共に感じて〜表現する楽しさ、聴いてもらう喜びを大切にした活動〜」というテーマのもと、実践を重ねた。

[視点1] 表現と鑑賞の一体化を意識した指導法および、個と集団を生かした学習活動を工夫する。
[視点1]について
【1】拍に合わせてリズムと旋律を演奏する楽しさを味わう工夫
リズミカルな音楽にのりながら、楽しく手拍子や旋律を演奏することで合奏の基礎を養う。
実践例1 教材「クラッピング ファンタジー第7番 楽しいマーチ」4学年
○階名唱をし、曲想を共有する。
○リズム譜を理解するために、リズム唱をする。
○手拍子1・手拍子2に分かれ、互いのパートをよく聴き合いながら練習する。
○鍵盤ハーモニカの旋律とピアノ伴奏をよく聴きながら、リズムアンサンブルを楽しむ。

★鍵盤ハーモニカの扱い方(持ち方・片づけ方)や奏法(タンギング・息の入れ方・運指)の確認ができた。
★リズム譜に慣れ、拍の流れを意識して演奏することができた。
★ペアやグループの活動を多く取り入れたことで、相手を意識して演奏する姿勢が身に付いてきた。
★鍵盤ハーモニカの旋律と手拍子のアンサンブルとがうまく溶け合う音楽を楽しむことができた。
★楽曲の構成(A⇒B⇒A)を理解することができた。

【2】高学年でも、小物打楽器の演奏に楽しく取り組める工夫  
基礎・基本の奏法を身につけて、よい響きを意識して演奏する力を養う。
 実践例 2 教材「クラッピング ファンタジー第4番 ギャラクシー 
〜銀河をこえて〜」5学年
「クラッピング ファンタジー第6番 ヘッドウィンド〜風に向かって進め〜」6学年
○階名唱をし、曲想を共有する。
○リズム譜を理解するために、リズム唱をする。
○問いと答えなどの音楽の仕組みを知る。
○タンブリン・カスタネット・トライアングル・すずの奏法について説明し、全員が演奏(手拍子1・手拍子2のパート)を体験する。
○鍵盤ハーモニカのパートをリコーダーで演奏し、派生音の運指に慣れる。
○曲想の変化や楽器の音色・重なり合う音の響きの違いを味わいながら演奏する。

★ 基礎・基本の奏法をていねいに指導したので、正しい奏法を身につけ、よい響きを
意識して演奏することができた。
★ 繰り返しからなるリズムパターンを取り上げたことで、リズム譜を読めるようにな
った。
★ 拍を感じながら合奏を楽しむようになった。

歌唱部会の実践(5)

(4)成果と今後の課題
【1】成 果
ア、歌詞の内容をイメージしたり、表現の工夫を共有したりするために、視覚化を図った。その結果、学習への興味・関心を高めるとともに、児童の表現の幅が広がった。
イ、主体的な音楽活動を促すために、ペアやグループなど、学習形態の工夫を行った。お互いに聴きあったり、アドバイスをしたりする活動は、楽しんで歌うことの支えとなった。
ウ、音楽集会を通して全校児童で歌うことで、歌声に対する意識が高まり、楽しんで音楽活動をする児童が増えた。
  
【2】今後の課題
ア、音楽に対する思考を深めることができるような学習活動を工夫する。
イ、楽曲分析の仕方や曲想表現を高めるための指揮法についての研修を深める。
ウ、児童の歌う意欲や伝えたい思いを喚起できるような魅力的な楽曲を開拓する。

歌唱部会の実践(4)

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(3)〔視点2〕について
(1)全校で歌う楽しさを養うための工夫(音楽集会)
実践例 8 教材「ほら、つながった」「ハンドサイン」「ぼくらのエコー」 全学年
○1学期末(7月上旬)に全校音楽集会を実施した。集会委員会の児童が、1〜4年生の各クラスに、朝の時間を使って、あいさつソング「ほら、つながった」の振り付けを伝える活動を行ったり、当日に歌う2曲を給食の時間に全校放送で流したりして、学校全体で音楽集会を盛り上げる工夫を行った。

★全体的に、どの学年も無理なく、計画的に進行することができた。あいさつソングの振り付けは予想していたより高学年は恥ずかしがらずに取り組んでいた。
 当日のあいさつソングは全学年で楽しく歌い、表現することができた。また、そのあとに取り組んだハンドサインによる発声練習では、4~6年生が協力してハーモニーをつくり、低学年のお手本となった。最後に、NHKコンクールの課題曲を全学年で歌うことで一体感を生み出すことができた。


実践例 9 教材「さがそう地球の宝物」「ありがとうの花」ほか 全学年
○全校で共通の音楽体験をすることで、音楽の楽しさや感動を味わい、音楽活動の幅を広げるようにした。
○「今月の歌」を毎月一曲決め、朝の会や終わりの会など各学級の実態に合わせて、毎日歌うようにした。「今月の歌」は行事や季節と関連させ、より歌の雰囲気が感じられるようにした。
○音楽集会毎にテーマを決め、集会で紹介し、わかりやすい掲示物にして各学級に配布した。

例)第一回目のテーマ:姿勢 掲示物:ピノキオ(頭頂部を引っ張られているように高い位置に保つ)とウルトラマン(胸を張り、腕は体側)
○「幸せのリズム」では、間奏でボディパーカッションを取り入れ、拍の共有をより感じられるようにした。
○5・6年生は主旋律に十分に馴染んでから、アルトパートにもチャレンジした。
○学年を越えて、感動を共有するために学年発表の場を設けた。各学年の素晴らしい発表を聴くことで、お互いによい刺激となった。

★各学年の実態に応じて、楽しみながら歌ったり、発表に向けて一体となって練習に取り組んだりする姿が見られた。月に一回であるが、歌声を合わせる喜びを感じて、毎月楽しみにしながら「今月の歌」に取り組む姿が見られた。


実践例 10 教材「グッデー・グッバイ 」「ありがとうの花」ほか 全学年
○学期ごとの音楽集会や、「歌声交流会」、「春音〜届け私たちのメッセージ」で1年から6年までの互いの演奏を聴き合い、高学年の美しい演奏を聴いて憧れをもったり、また、低学年のかわいい演奏を聴いて懐かしく感じたりしながら、学校全体として、響きの統一を図るようにした。 
○5・6年が出演した音楽交流会では、曲のイメージや歌詞の表す意味を、テンポや強弱、バランスを工夫することにより、楽譜をどう再現していけばよいかという表現方法と指揮に合わせることの大切さを学ぶことができるようにした。

★音楽交流会では、曲想表現の楽しさや多くの人に伝える喜び、全力で表現することの感動を味わった。また、他校の演奏を聴くことで、表現の多様性やそれぞれの表現のよさに気づくことができた。 
★11月に、札幌交響楽団が本校に来校し、数々の名曲を聴かせてくださった。「おもちゃのシンフォニー」で子どもたちがオーケストラと一緒に演奏したり、ハンガリー舞曲第5番を指揮させていただけたりと夢のようなひと時であった。子どもたちの感想には、「最初の音が鳴った瞬間、からだが宙に浮いた感じがしました」「ぞくぞくの連続でした」「もっと聴いていたいと思いました」「わたしも指揮がしたかったです」など、すばらしい演奏に直に触れた喜びに溢れていた。

歌唱部会の実践(3)

(3)主体的に音楽活動に取り組む授業づくり
実践例 5 教材「南風にのって」 5学年
○歌唱の基本を身に付けるために以下の活動を行ってきた。
【1】正しい姿勢を保つ。⇒脱力し、足のつま先に重心をかける。
(ハイドンの「驚愕」シンフォニーを使って)
【2】腹式呼吸を行う。⇒まず、お腹に手を当てて、お腹がぺしゃんこになるまで息をはく。(♪スー)
【3】正しい口形で、唇を柔らかく動かす。(♪「アエイウエオアオ」「カケキクケコカコ」)
【4】共鳴させる。(♪「アー」♪「アーエーイーオーウー」 ♪下降音階による練習)
【5】発声練習を行う。(相互評価)( ♪お腹の体操 ♪ブンブンブン〔下降音階による練習〕)

☆聴くポイントをはっきりとさせる。
1.姿勢(足のつま先に重心をかけ、脱力する。)
2.呼吸(おなかに空気を入れる。)
3.口形(あくびの「あ」、口はたてにあける。 前歯が4本見える口。)
4.発声(ミッキーの響のある声、低い音もやわらかく。)
5.共鳴(まゆを上げて目はぱっちり、お花のにおいをかぐいいお顔。)

【6】ハーモニーの心地よい響きを味わう。( ♪きらきら星 ♪ハローハロー)

○1時間の学習で、子どもたちが今までに学んだことを生かすようにした。グループ練習の際に「指示役」「指揮者役」「オルガン役」を中心に行い、自分たちの力で課題が達成できるようにと考えた。

指示役
・正しい音程で歌えているか
・言葉が生かせているか
・フレージングが適切か
を聴き、グループのメンバーに伝え、できるように練習の指示を出す。

指揮者役
指揮をして拍をはっきりとさせたり、大切な言葉(歌詞)を伝えたり、ブレスの位置を表したりする。

オルガン役
・伴奏する。
・メロディーを弾く。
・フレーズの最初の音を出す。
・伴奏ソフトを操作する。

指導者は「指示役」「指揮者役」「オルガン役」の活動が適切なものかを見守り、支援したり助言したりする必要がある。

★音楽の授業で特に大切にしていることは、「子どもたちが自分たちで学習をすすめていく」という学習活動である。そのためには、子どもたちが「姿勢」「呼吸」「口形」「発声」「共鳴」という歌唱の基本を知っておく必要があり、子どもたちが相互に見合い、評価したことを言葉で伝えるようにしたことで、児童の励みとなった。

実践例 6 教材「地球星歌」「この星に生まれて」「いのちの歌」6学年 
○学習の導入で、過去の6年生が合唱している映像を見て響きのある歌声のイメージを持たせるようにした。発声練習については、2年生頃から継続して実施してきており、音の取りにくい児童は音のとりやすい児童の横に座るなど、座席を自分たちで選択させるようにしている。そうすることで、お互いに助け合いながら学習を進めることができるようにした。
○みんなのお手本として、表情豊かに歌える子を児童間で指名するようにした。手本になった子どもたちは「マスター」に認定し学習発表会の時には、最前列に並ぶことができるようにした。そうすることで、歌うことへの意欲を高めるようにした。また、歌うことが苦手な児童もみんなで助ける雰囲気を作った。ひな壇に並ぶときにも自分たちで配置を考えるようにし、安心して歌うことができるようにした。

★6年生の児童には、歌唱指導を5年間継続して行ってきた。児童にとって最後の学習発表会は、これまで学習してきた成果を発表する絶好の機会となった。5年間継続して指導してきたことで、歌声づくりには、全学年での積み重ねが大切だと感じた。そして何よりも一人一人の歌声を認め合う雰囲気を作ることが、安心して歌うために一番必要なことだと感じた。今後も、表情豊かに伸び伸びと歌うことができる環境づくりに努めていきたい。


実践例 7 教材「つばさをください」「気球にのってどこまでも」「星の世界」6学年
○和音の響きをつくるための基礎的・基本的な歌唱法について指導し、発音や発声、旋律の動きに気をつけて歌うことができるようにした。
○学習の導入で、児童の好きな歌を「マ」「ラ」「リ」「ル」「ロ」で歌い、美しい響きを実感できるようにした。
○ICT機器を活用し、自分たちの歌声を録音して聴き比べたり、旋律をリコーダーで演奏したりして、美しい和音の響きをつかむようにした。
○模範演奏を聴き、曲に対するイメージをお互いに伝え合い共有することで、歌詞の思いや曲想を感じ取ることができるようにした。

★聴き比べの活動では、出だしがピッタリ合わないことや音程、声質がそろっていないことなど、多くの児童が自分たちの課題に気づくことができた。
★音の響きを児童にどうやって感じさせるかが大きな課題であった。風船に向かって声を出すと、中の空気がびりびりと震えるように自分自身の体に音が響く感じを児童にもっと体感させたい。
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