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器楽部会の実践(4)

[視点2] 多様な音楽に触れ、様々な音楽活動をすることを通じて、音楽を愛好する心情を養う。

(1)教科書教材をバージョンアップして演奏する工夫
 実践例 5 教材「茶色の小びん」 4学年
○教科書の「茶色の小びん」を演奏する。
○ジャズバージョンの演奏を鑑賞する。
○ジャズ風のリズムやテンポを楽しみながら演奏できるよう、話し合いながら合奏を創り上げていく。

★教科書教材の演奏では、4学年だけであったがジャズバージョンでは、3学年との大合奏にしたことで、より意欲的に演奏の取り組むことができた。
★同じ曲でもアレンジによって、演奏の雰囲気が変わることが実感できた。
 
(2)オーケストラの楽器の組み合わせによる音色や響きの豊かさに憧れをもち、バラ
ンスよく響き合う合奏を目指す工夫
 実践例 6 教材「舞踊組曲 ガイーヌより 剣の舞」 5学年
○「剣の舞」を鑑賞する。(オーケストラ版・器楽合奏版)
○オーケストラの響きや曲想の変化を十分に味わって聴くようにする。
○総譜を拡大して、楽曲の構成を理解するようにする。
○リズム唱をしたり手拍子をしたりして、リズムを意識できるようにする。
○主旋律を演奏するリコーダーと鍵盤ハーモニカのパートを階名唱し、曲想を共有できるようにする。
○互いの楽器の音色やリズムを聴き合いながら演奏する。

★全員がリコーダー、鍵盤ハーモニカで演奏したことで、読譜力が育ってきた。
  →担当のパートだけでなく、他のパートも共有したことで、曲の流れをつかむことができた。
★演奏したい楽器を自分で選択できるようにしたことで、児童が意欲的に楽しんで活動に取り組むことができた。
★フレンズ集会(音楽集会)で、全校児童に聴いてもらったことで、次への目標(音楽会)がはっきりし、合奏への意欲が高まった。
★何度も鑑賞をしながら、自分たちの合奏を振り返ることで、楽器の音量のバランや速さなどの課題を見つける児童が多くなってきた。

(3)鍵盤楽器の演奏の楽しさを味わう工夫
 鍵盤楽器の魅力を体感し、意欲的に演奏しようとする態度を養う。
 実践例 7 教材「マンボNo.5」 5学年
○原曲を鑑賞し、曲の感じをつかむ。
○拡大譜を活用し、総譜の見方を知り楽曲の構成をつかむ。
○全員が、すべての楽器の演奏(ユニゾンで構成されている前奏部分)をする。
○互いの楽器の音色やリズムを聴き合いながら演奏する。
○シンコペーションのリズムを生かしながら、拍を感じて演奏する。

★繰り返し前奏部分を演奏したことで、音楽の縦と横を合わせることの大切さを感じ取ることができた。
★各パートを短時間でローテーションする方法をとり、全員がすべての楽器を体験することができるようにした。
★楽曲の魅力の一つであるシンコペーションのリズムを鍵盤ハーモニカで演奏する楽しさを体感したことで、鍵盤楽器への抵抗がなくなり、他の曲も演奏しようとする意欲が育った。

(4)学校行事を活かした発表形態の工夫
  子ども達が学習発表会に向けて様々な表現形態に取り組む。
 実践例 7 教材「スターウォーズ」5年
○鑑賞し、楽曲全体の特徴を感じ取る。
○リコーダーと鍵盤ハーモニカのパートを全員で練習し、この曲の主な旋律を知り全体の流れをつかむ。
○旋律の特徴や強弱、速度、フレーズなどに気を付けて演奏する。
○音量のバランスに気を付けて演奏する。

★初めにリコーダーと鍵盤ハーモニカで主な旋律の練習をしたので、全体の感じをつかむことができた。
★同じ旋律や同じリズムを演奏するパートを取り出して練習したので、どの楽器と合わせるのかを意識することができた。
★速度の変わり目で必ず指揮を見るよう促したので、テンポの変化も全員で合わせることができた。
★学習発表会本番では、一体感のある演奏ができた。

(5)リコーダーアンサンブルの響きを味わえる工夫
  いろいろな種類のリコーダーの響きを感じ、楽曲の構成を理解して演奏する。
 実践例 8 教材「バイオリン協奏曲集 四季より春」 6学年
○原曲を鑑賞した後、リコーダーでの演奏を鑑賞し曲想を掴むようにする。
○階名を声に出して読み、曲想を共有できるようにする。
○主旋律と副次的旋律との重なり合う響きを感じ取れるように、部分アンサンブルをする。
○ソプラニーノのソロの部分は、何度も階名唱だけでアンサンブルをし、拍の流れや縦と横の流れを掴むようにする。
○リコーダーの本数に限りがあったため、バスリコーダー・テナーリコーダー・アルトリコーダーを前にするなどして、全体の音の響きを工夫する。

★全員が主旋律を吹いたことで、楽曲のイメージを掴むことができた。
 ⇒かなり細かい音符がたくさんあったため、フィンガリングの力がついた。
★演奏したい楽器を自分で選択できるようにしたことで、児童が意欲的に楽しんで活動に取り組むことができた。
 ⇒初めて演奏するソプラニーノリコーダー・アルトリコーダー・バスリコーダーの運指を覚え、意欲的に取り組むことができた。また、自分で選択したリコーダーを演奏することで、演奏自体に責任をもつという姿勢も育ってきた。
★児童の身近な曲を取り入れたことで親しみを持ちながら取り組むことができた。
 ⇒曲の仕上げに近づくと同時に鑑賞活動を入れたことで、音楽を作り上げることを楽しむ児童が見受けられるようになってきた。
★自分たちの演奏を振り返ることで、次の合奏への意欲が高まってきた。
 ⇒楽器の音量のバランス、アインザッツの揃え方など課題を見つける児童が多くなってきた。
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