子どもたちの演技、劇の構成、最後の全員合唱、すべてにレベルの高さを感じる素晴らしい劇に仕上がっていました。
　太平洋戦争から７３年、今の平和が築かれ、何気なく過ごしている日々ですが、その陰には大きな犠牲があり、その当時の人々の思いが詰まっています。しかし今、戦争とは違った厳しい現実が子どもたちの周りに存在しています。この劇を通して、生きるとは、友達とは、家族とは、地域とは、「たいせつなもの」は何なのか、考えてほしいと思いました。

　１年生に続いて、２年生の舞台発表です。
　２年生の劇は「月桃の手紙ー希望〜たいせつなものへ〜」
　現代の少女が７３年前の沖縄の戦争を体験する時空を超えた物語です。
　ごく平凡な日々を過ごす中に、様々の現代の課題が突き付けられ、今の自分の生き方に疑問を感じている中学生、タイムスリップで沖縄の戦場へ…
　平凡な今の生活から臨場感のある沖縄戦の映像が映し出され、劇は始まりました。

　１０月２５日（木）、いよいよ明日に文化祭を控え、今日が最後の練習です。
　２年生は３時間目から体育館に集まり、会場準備をした後に、学年劇「月桃の手紙」の最終リハーサルに取り組みました。舞台背景、衣装、小道具も完成し、いよいよ明日、本番を迎えます。スタッフ、キャストが一体となった劇、７３年前の沖縄の戦争に触れることで、今の自分自身を考える機会にしてほしいと思います。
　２年生の頑張りを、ぜひご覧に来てください。

　１０月２５日（木）、２年生は朝の学年集会を行いました。
　委員長の代表による司会で学年集会が始まりました。
　先週に引き続き、川西先生から明日の文化祭に向けて、次のような話がありました。
　青森のリンゴは、世界一美味しいリンゴといわれている。１〜３月の厳しい環境の中、農家の方が一面の雪の中で剪定作業を行い、栄養分を蓄えた美味しいリンゴができるように努力している。人間も同じで、厳しい条件、厳しい環境の中に身を置き、その試練を乗り越えていくことで、人は磨かれていく。
　今、２年生は、わずか２週間の取組の中、みんなで協力しながら、しっかりと結果を出してきている。舞台に出演する人だけではなく、ＢチームもＣチームもしっかりと取り組んできた成果だと思う。明日の本番で、心に響く作品に仕上がるよう、幕が閉じられるまで気を抜くことなく、２年生全員の力でしっかりとやりきろう。

　１０月２４日（水）放課後、２年生の展示担当、衣装担当は、被服室で劇で使用する衣装の仕上げ、平和な沖縄をイメージしたステンドグラスの作成に取り組んでいました。
　２年生の展示作品は、東館４階「被服室」でご覧いただけます。