一学期終業式
- 公開日
- 2019/07/22
- 更新日
- 2019/07/22
校長室から
7月19日 学校長式辞
「国境の長いトンネルをぬけると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。・・・・・」
これは川端康成が書いた『雪国』という小説のはじまりの文章です。日本人なら誰でも知っていますよ。川端康成は日本人で初めてノーベル文学賞を受賞した人です。今から120年前、大阪天満宮の表門から少し東側の場所で生まれました。医者であった父に続き、母も康成が幼い頃に亡くなり、堀川の地を離れ祖父母に育てられることになりました。
もしかしたら、堀川小学校の先輩になっていたかもしれませんね。その後、東京に出て沢山の名作を書き、日本を代表する小説家になりました。
みなさんの住んでいる堀川の町は、歴史と伝統にあふれた町です。
もうすぐ始まる「天神祭」で神輿や踊りで参加する人も多いのではないでしょうか。1000年以上も続くこのお祭りは「日本三大祭り」の一つになっています。全国から100万人以上の人たちがこのお祭りを楽しみにして、見学に来ますよ。お祭りの主人公として参加する児童もいるという、とてもうらやましい環境に皆さんは住んでいるのですね。
これからますます暑くなります。沢山の人がこの町にやって来ます。健康と安全に気をつけて楽しい夏休みにしましょう。