みんなちがってみんないい
- 公開日
- 2015/04/13
- 更新日
- 2015/04/13
校長室から
4月13日
皆さんは、「その人の値打ち」というものを、どんなところで決めていますか?学習の成績が良い、運動が得意である、正直である、やさしい などといったことでしょうか。人の値打ちを決めているものは一つではありません。とても一つのことだけで決められるものではありませんね。
人には、人それぞれ必ずよい所があります。その良い所はみんな違っています。どれが一番いいというということではありません。それぞれが持っているもの、その持っているものそのものが素晴らしいのです。そんな それぞれの持っているものが素晴らしいということを書いた詩があります。金子みすず[1903-1929]さんの詩です。この堀川小学校ができて約142年ですが、金子みすずさんは今から112年前に生まれた人です。
金子みすずさんは、この詩の中で「みんなちがって みんないい」と言っています。では、紹介します。
◇◇◇「わたしと小鳥とすずと」(金子みすず) ◇◇◇
わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、地面(じべた)をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように たくさんのうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。
金子みすずさんが言っているように、わたしたちは、まず、それぞれの違いを認め合うことが大切です。認め合うとうのは、口で言うのは簡単ですが、実はとても難しいことです。皆さんには、ぜひ、自分と近くにいる友達との違いを違いを分かりあい、それを受け入れてあげることから仲間づくりをはじめてほしいと思います。
※これからも月曜日の児童朝会で話した内容を、できるだけ学校ホームページに掲載したいと思っています。子どもたちが学校から帰ってきたら、「今日はどんなお話だった?」と聞いていただき、ぜひ話題にしてください。よろしくお願いします!