大阪市立堀川小学校

自分の気持ち次第で可能性は広がる

公開日
2015/04/21
更新日
2015/04/21

校長室から

4月20日
 ゾウは、大きな丸太を軽々と抱え上げる力持ちの動物です。しかし、サーカスのゾウは子どものころに太い杭にロープでつながれて育てられるそうです。
 はじめゾウは、それに抵抗して引きちぎろうとしますが、引きちぎろうとすると鞭でたたかれます。これを繰り返すうちにゾウは、「自分は、ここから逃げ出せないんだ」と思い込むのだそうです。そうして育っていくと、成長して大人になり杭を引き抜く力を持つようになっても、子どものままの杭の大きさでも決して逃げ出す事はないそうです。なぜだか分かりますか。「どうせ、ここから逃げ出せないんだ」と思い込んでいるからです。
 私たち人間も同じです。子どものころから「できるはずがない」「どうせやっても無理」「自分は、こんな人間なんだ」という思い込みの中で過ごしていると、いくら素晴らしい可能性や能力を持っていても、その力を発揮できる人にはなりません。先ほどのサーカスのゾウと同じです。
 もし、今みなさんが何かに挑戦しようと思っているなら、勇気を持ってやってみてください。決して「こんな力しかないんだ」「これで、もういいんだ」なんて思い込みを持たないでください。
 そうすれば、道はひらけていくのです。