大阪市立堀川小学校

前頭葉を鍛えよう!

公開日
2015/05/18
更新日
2015/05/18

校長室から

5月18日
 みなさんの学力を高めるために、つまり皆さんの成績がよくなるようにと校長先生はいろいろなことを調べてみました。
 その中で分かったことの一つに、ゲームをしたり、テレビを見たりする時間が1日4時間以上の人は、勉強したことがなかなか身につかないということがあります。
 脳の研究者によると、子どもの頃からゲームを長い時間していると前頭葉という脳の前の部分が発達しないと言うのです。前頭葉が発達しないと大変なことが起こります。

○思考(考えること)や善悪の判断(やっていいか、悪いかを決めること)ができなくなる。
○ちょっとしたことですぐに腹が立ち、人に暴力をふるう。
○筋道立てて物事を考えられない。

 また、前頭葉というのは、皆さんのように小学生のうちに発達していないと、それより後では、発達しにくいそうです。つまり、みなさんは、今、前頭葉を発達させておかないと、一生にわたって取り返しのつかないことになってしまうということです。では、どのようにしたら、前頭葉が発達するのでしょう。

○ゲームをする人は1日に30分、長くても1時間以内にします。
○縄跳び、あっち向いてホイなどのように体を使ったり、誰かと一緒にできる遊びをしたりする。
○ゲーム以外でスポーツや音楽など好きなことに打ち込み、できるだけ多くの人と接する。
○友達と一緒に外で元気に遊ぶ。
○人と会話をし、自分で考えて答えを出すということを習慣づける。
○読書をして、本当には体験できないことを本の主人公になったつもり想像しながら読む。 
                             
 これらのことを毎日の生活の中に取り入れると、前頭葉がすごく発達するそうです。ゲームを長い時間やっている人は、今日から生活習慣を変えましょう。中学生になってからではもう遅いのです。先生やおうちの人ががんばってもどうにもなりません。前頭葉を鍛えることができるのは、ここにいる自分自身です。