大阪市立堀川小学校

子どもでも発明家になれる!

公開日
2015/07/06
更新日
2015/07/06

校長室から

7月6日
 子どもでも発明家になれるとういお話をします。
スイス人のジョルジュさんは、少年のころオモナミ(いわゆるひっつき虫)がひっつくのは、とげの先の一つ一つがかぎ状になっていることを発見し、布地でそれを人工的に作ればと考え、10年間かけてあれこれと改良を繰り返して、ようやく実用化に成功したのが、その「マジックテープ」です。その後、会社をつくって売り出し世界的大ヒット商品なりました。
 日本では、今から3年前、中野結菜(ゆいな)さんが小学5年生時に発明コンテストに『ラップつきま線』という作品を発表しました。
 「ラップつきま線」は、料理用ラップを切った後、本体のロール部分にラップがくっついてしまうのを防ぐために考えられた作品で、箱と本体ロールの間に丈夫な糸を張ることにより、切ったラップがロールにくっつかなくするものです。また、ロールが箱の外に飛び出すのを防ぐ効果もあるものです。この作品は、アイデアものづくりコンテストに出品され、数多くの賞に輝きました。中野さんは作品について「お手伝いの時、サランラップを使うと、くっついて困るので考えました」と言ったそうです。
 この作品が、コンテストを見に来た大きなメーカーの社員の目に留まり、共同開発して商品化されたそうです。
 この会社の社長は「小学5年生でこれほどのアイデアが出せるのは素晴らしい。将来はわが社に入社してほしい」と中野さんをほめたたえたそうです。
 他にも、4年生の女の子が愛犬のウンチを始末する「ペーパースコップ」を発明したのは有名です。
 皆さんも、自分の身の回りにあるものをよく観察して、生活が便利になる発明をしてみませんか。自主勉強や夏休みの自由研究で、ぜひ挑戦してください。