大阪市立堀川小学校

体を動かしながら、頭も使うようにすると脳細胞が増える!

公開日
2015/09/07
更新日
2015/09/07

校長室から

9月7日
 脳の主役はニューロンと言われる神経細胞だそうです。今までは、「脳のニューロンの数は生まれたときに決まっていて、その後は年を取るとともに減っていき、増えることはない」と考えられていました。
 でも、最近の研究でニューロンは増やすことができるということが分かってきました。
では、どのようにしたら増えるのでしょう。「体を動かしながら、頭も使うようにすると脳細胞が増える」ということをアメリカのハーバード大学のジョン・レイディ教授が明らかにしました。
 また、運動はものを覚えたり、ものを理解したりするために必要な神経細胞のくっつきを増やすそうです。さらに、物事を考えたり、うれしい、悲しいなど気持ちを伝えたりする物質をたくさん作り出すという効果もあるそうです。休憩時間にかけっこやボール遊びで心臓がちょっとドキドキするなという程度の運動をすると、脳の血液が増え、脳が学習するのに適した状態になるということです。
 運動さえすれば勉強ができるようになるということではありませんよ。
 休憩時間には外でしっかり体を動かすことで脳の動きが活発になる。そのような状況で学習に取り組むと、物事を考えたり、覚えたりしやすくなるということです。運動も学習も生活の中に上手に取り入れて自分の力を伸ばしていきましょう。