鳴く虫の秘密
- 公開日
- 2015/10/13
- 更新日
- 2015/10/13
校長室から
10月13日
秋になりました。今日、校門であいさつをしていると、鞍馬山でとってきたキノコをくれたお友だちがいました。秋はキノコの季節でもありますね。
(コオロギの鳴き声・・・・)
夜、耳をすましていると草むらからかわいい虫の鳴き声が聞こえてきます。都会では、コオロギが多いですね。中にはスズムシを飼っている人もいると思います。
では、こんないい声で鳴く虫は、どのようにして鳴き声をだしているのでしょうか。
夏のセミには、オスに発音器という袋のような器官があって、それを震わせて音をだしています。
でも、秋に鳴いているコオロギやスズムシは、セミとは違っています。2枚のギザギザになった前ばねをこすり合わせて音をだしています。鳴く時は羽を立てて大きな音がでるようにしています。
バッタの仲間も鳴き声をだします。ナキイナゴは、後ろ足と前はねをこすり合わせて音をだしているそうです。
音をだす仕組みは分かりましたね。では、これらの虫たちの耳はどこにあるのでしょうか。校長先生が調べました。コオロギは前足のつけ根近くにある鼓膜が耳の働きをしているようです。また、セミやバッタは、お腹の部分の羽の下の背中の両側に鼓膜があるようです。
あの有名な昆虫博士のファーブルは、セミには耳がないのではないかと考えていろいろ試す実験をしたそうですよ。どんな実験だったのでしょうか。皆さんならどんな実験をしますか? 考えてみると楽しいですよ!