ノーベル賞の受賞が決定した努力の人「大村 智」さん
- 公開日
- 2015/10/26
- 更新日
- 2015/10/26
校長室から
10月26日
大村 智さん(80歳)という人を知っていますか。
微生物の研究を熱帯病の特効薬の開発につなげ、アフリカや中南米で多くの人々を失明の危機から救い出した功績で、ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった科学者です。
この大村 智さんでノーベル賞を受賞する日本人は、23人目になるそうです。
子どもの頃の大村さんは、学校に登校する前も、帰って来てからも家の畑仕事を手伝っていた。その時の苦労があるから、勉強の苦労なんて大したことではないと思っていたようです。皆さんは、どうですか。
この大村さんが、話している中で校長先生が心に残った言葉を拾い出してみました。今日はその言葉を紹介したいと思います。
1つ目は「科学者は人のためにならなきゃダメだ、自分ではなく、人のためにやることが大事だ、と絶えず考えてきた」という言葉です。人のためになることを絶えず考えてきたことはすごく立派なことですね。
2つ目は「成功した人は失敗したことを言わないが、私は人より3倍は失敗している。失敗を繰り返して、やりたいことをやりなさい」という言葉です。失敗して恥をかくのはいやだからと何もしないことより、何回失敗してもくじけずあきらめずやりたいことをやる。そんなチャレンジ精神がすばらしいですね。本当に心の強い人だと思います。
3つ目は「芸術も科学も独創性が大切だ。人のマネではいけない」つまり、自分にしかできないことを考えだそうということです。大きな発明や発見は、そうしたことから生まれるのでしょうね。
今日は、大村さんの話を3つ紹介しましたが、皆さんのこれからにきっと役立つ時があると思います。心にとめておいてください。