「あかつき ウルトラC」(新聞記事の見出しです)
- 公開日
- 2015/12/14
- 更新日
- 2015/12/14
校長室から
12月14日
「あかつき ウルトラC」これは、ある新聞記事の見出しです。
何の話でしょうか。あかつきというのは、日本が5年前に打ち上げた金星探査機の名前です。
このあかつきが5年前の失敗をはねのけて、見事に金星を回る軌道に入ることに成功しました。失敗をはねのけて見事に成功させたことを「なかなか難しい技を決めた、ウルトラC」を成し遂げたという言葉で表現しているのです。
このあかつきの成功の裏には、2つの偉業があります。
一つ目は、広瀬史子(ひろせちかこ)さんという研究委員が2年間かけて、何万通りもあると言われる軌道の中から、ここしかないという唯一の軌道を計算して導きだしたことです。2年間、あきらめずに取り組み、これしかないという方法を見つけ出して見事に成功させたことです。
目標を決めてあきらめずに、やり遂げる、失敗を成功に変えたことです。すばらしいことですね。
二つ目は、この探査機の寿命は4年と言われていました。寿命を超えた5年経っても今も壊れることなく、正確な情報を地球に送り続ける探査機を作った日本の「ものづくり」の技術力の高さです。これは世界に自慢できる技術力です。
このように日本人は、優れたものづくりの力を持っています。
こらからも、あかつきは地球に金星のきれいな写真を送ってくれることでしょう。みなさんも楽しみにしておいてください。