今週の3月11日で、東日本大震災から5年です。大きな地震が起こる30秒前にできることは?
- 公開日
- 2016/03/07
- 更新日
- 2016/03/07
校長室から
3月7日
今週の金曜日3月11日は5年前に東日本大震災という大きな地震とともに津波が起こった日です。6年生が1年生の時、1年生はまだ、2歳のときですね。15,894人の人が亡くなり、いまなお、2,562人の方々が行方不明というたいへん大きな被害がでました。家族が皆亡くなってしまった、家が流されて住むところがなくなったという人も多く、5年たった今も多くの方がつらい思いをしておられます。
私たちが住む近畿地方にも、数十年のうちに南海トラフ地震と言われる大きな地震が起こると言われています。学校では地震が起こったら机の下にもぐる、地震がおさまって津波が来る可能性がある場合は、3階以上に避難するなどの訓練をしています。でも、いつも学校にいるわけではありません。自分の命は自分で守らなければなりません。
地震研究者の方々が、少しでも被害を減らそうと研究してくれています。そのおかげで、もうすぐ地震が起こる30秒前に知らせてくれる装置ができるそうです。揺れるまでの30秒間でみなさんは何をしますか?
「地震研究者の方は、ヘルメットを被って広場でしゃがんで待つと言っておられました」「家にいたら、火を消して扉を開けて、避難する道を確保し、机の下にもぐって頭を守る」「倒れてきそうなものから離れ体を低くして待つ」地震が起こるまでの30秒間の過ごし方で、被害をぐんと減らすことができるかもしれません。「外で遊んでいるときだったら」「道を歩いているときだったら」など、普段から考えておくことは、自分の命を守る方法の一つになります。
ぜひ、考えてみましょう。