「おにぎり2個を、毎日捨てる日本人」
- 公開日
- 2016/06/13
- 更新日
- 2016/06/13
校長室から
6月13日(今月は食育月刊です)
みなさん、おにぎりは好きですね。校長先生も、おにぎりは大好きです。特に、ハイキングに行ってお腹が減ったときに外で食べるおにぎりの味は最高です。
しかし、こんな記事があります。「おにぎり2個を、毎日捨てる日本人」
校長先生も、聞いているみなさんも毎日、おにぎり2個を捨てているというのです。一体どういうことでしょうか。これからお話しますので、しっかり聞いてください。
冷蔵庫の奥で賞味期限が切れた食ベ物、レストランや食堂での食べ残し、学校の給食での食べ残しなど、私たちは毎日、たくさんの食べ物を捨てています。1年間で捨てる食料の量は1800万トン(学校のプールを入れ物にすると、1年で約60000杯、1日にすると200杯分)と、食料消費全体の2割以上と言われています。このなかには、食べ残しや賞味期限切れなど、食べられたはずの食べ物を捨てている、これを「食品ロス」と言いますが、この「食品ロス」が500万〜800万トンも含まれています。日本人一人あたりに換算すると、毎日おにぎり2個を捨てている計算になると言うのです。 毎日、毎日、おにぎり2個ですよ。
大量に捨てるのはスーパーや飲食店でしょ? と思う人も多いはず。でも、実は「食品ロス」のうち、お店などの事業者からが300万〜400万トン、家庭からが200万〜400万トンと、意外に家庭から出る量も多いことがわかります。 もったいないと思いつつも、「食べ切れなくて」「おいしくないから」とムダにしてしまった経験、みなさんにもあるのではないでしょうか。
さて、それではこの「食品ロス」を少しでも減らすために、みなさんならどんなことができますか。一度、友だちや家族で話し合ってみてください。