オセロゲームをつくった長谷川五郎さん
- 公開日
- 2016/06/27
- 更新日
- 2016/06/27
校長室から
6月27日
長谷川五郎さんという人を知っていますか。
先日、その長谷川五郎さん83歳が6月20日に亡くなられたということがニュースになっていました。
実は、この長谷川五郎さんは、盤上ゲーム「オセロ」を考案した有名な人です。1945年、今から70年前の戦後間もない時に「焼け野原でも遊べるものを」と、牛乳ビンの蓋を貼り合わせて片面を黒く塗りつぶし、「挟んだら裏返す」というルールのゲームを考案した人です。
長谷川五郎さんが、これを考えたのは、高校生の時です。すごいですね。その後、玩具メーカーが「オセロ」の名称で商品化し、1973年に販売を開始。初年度で約30万台を売り上げる国民的ゲームとなりました。そして、この年に日本オセロ連盟を設立し、自ら会長に就任。1977年には世界選手権も始まった。連盟によると、愛好者は約65か国に約6億人いるそうです。
梅雨の季節、雨の日が続いていますが、みなさんも牛乳ビンの蓋と画用紙で簡単につくれますので、ぜひつくって遊んでほしいと思います。
長谷川五郎さんのように、今までにないものをつくりだすことを「発明する」と言います。日本が戦争に負けて物がない時代に、手軽にみんなが遊べるものを考えてつくりだす。すごいことだと思います。
みなさんも、ぜひ人を楽しませたり、暮らしに役立つ物をつくったりすることに挑戦してみてください。