アサガオのつるは右巻き?それとも左巻き?
- 公開日
- 2016/07/04
- 更新日
- 2016/07/04
校長室から
7月4日
今、1年生がアサガオを育てています。
ここで、問題です。アサガオにはつるがありますが、つるは右巻きでしょうか。左巻きでしょうか。つるが巻いた支柱を上から見たとして考えてみてください。2年生以上の人は、1年生の時に育てていますよ。よく思い出して答えてください。
答えは、左巻きです。どのアサガオも左巻きです。休み時間にでも1年生が育てているアサガオを見せてもらってください。
今日は、アサガオのつるの不思議についてお話ししましょう。
アサガオの茎の先は、首を振るような運動をしています。首を振る方向はいつも同じで、だいたい半経1 0cmぐらいの範囲で左回りに動いています。こうして周囲を探って、何かにあたれば、それに巻きついていくのです。このように茎の先が首を振るような運動を回旋運動といいます。この回旋運動はアサガオだけでなく、多くの植物が行っているそうです。
こうして茎の先が支柱を見つければ、それに巻きつきます。支柱に触れる刺激がつるが曲がるきっかけになっているそうです。しかし、つるが支柱など物に触れた時に、なぜ左に曲がるのかというしくみについては、はっきりと分かっていないそうです。
触れる物がないと、アサガオは地面をはって、まっすぐ伸びていきほんの小さな草や、ちょっとした土くれにでもぶつかると、それを機に左へ曲がります。曲がるきっかっけをつくらないと、つるの先が枯れて死んでしまうのです。死んでしまう?でも安心してください。そうなると、元の根元からまた新しいつるが伸び始めるそうです。本当に不思議ですね。
では、アサガオのようにつるのある植物は全部、左巻きなのでしょうか。右巻きはないのでしょうか。
他にも、私たちの身の回りには、このような不思議なことがいっぱいあります。みなさんも、ぜひ不思議を見つけて夏休みの 自由研究にしてみてください。