リオパラリンピックの音の鳴る金メダル
- 公開日
- 2016/09/26
- 更新日
- 2016/09/26
校長室から
9月26日
この音は何でしょう?
虫の声、鈴の音・・・?
実は、これはオリンピックの金メダルです。どうしてって思うでしょうね。今から、これがなぜ金メダルなのかという話をします。よく聞いてください。
リオオリンピックのメダルには、大会のロゴと月桂樹の葉がデザインされています。また、もう一方の面には伝統に従い、アテネのパナシナイコス競技場【1896年、第1回近代オリンピックが初めて行われた場所】と勝利の女神ニケの図柄が描かれています。
今回のリオパラリンピックのメダルには、それ以外にもある工夫がほどこされています。それがこの音の鳴るメダルです。
メダルの中が空洞になっていて、小さな鉄球(金メダルには28個・銀メダルには20個・銅メダルには16個)が入っていて、振ると鈴のような音が鳴る仕組みになっているのです。音の大きさで金・銀・銅を区別できるようになっていて、金メダルが一番大きい音が出るようなっています。
リオパラリンピックの柔道視覚障害の部で、見事に銅メダルをとった広瀬順子選手は、インタビューで「選手村に帰った後も音を聞くとうれしくて、ずっと鳴らしている。すごく落ち着く」と言っています。よく考えられたメダルですね。
パラリンピックのメダルに音が出るアイディアを採用されたのは、リオが初めてだそうです。今回のリオパラリンピックのメダル製造責任者のビクトリアさんは、次の東京パラリンピックにも、このアイディアが採用され、「もらった選手が、さらに、もっと感じることができるメダルをつくってほしい」と語っています。
みなさんなら、どんなメダルを作りますか?
→ここをクリックすると、リオパラリンピック金メダルの音が鳴ります