電車の中の出来事(放送朝会)
- 公開日
- 2016/11/21
- 更新日
- 2016/11/21
校長室から
11月21日
金曜日、夜遅くに地下鉄に乗っていました。小学生が3人座席に座って勉強をしています。勉強熱心な子どもたちだなあ。頑張ってるなあと感心して見ていました。
しかし、気になることがあったんです。それは小学生が座っている座席が優先座席だということです。今は立っている人がいないのでいいのですが、次の駅でたくさん人が乗って来て、お年寄りがその前に立ったらどうするかなと考えていました。
すると、やはり次の駅でお年寄りが乗って来られました。空いている席がないので仕方なく、優先座席の前の吊皮をもって立っていました。小学生はお年寄りに気が付いたはずなのですが、知らん顔をして勉強をしています。
校長先生は、次の駅で降りたので、その後、小学生が席を譲ったかどうかは知りません。でも、こんなことを思いました。
「とても勉強ができそうな子どもでしたが、親に『勉強が一番大切だよ』と言って育てられているのかな。もちろん勉強を頑張るのは大切なことです。でも、席を譲るという優しい気持ちも忘れずに持っていてほしい」ということです。
さて、皆さんがこの小学生だったらどうしていましたか?
また、勉強も大切ですが、それよりももっと大事なものがあるとすれば、それは何だと思いますか?