「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」
- 公開日
- 2017/01/30
- 更新日
- 2017/01/30
校長室から
1月30日
最近、校長先生がとても驚いたニュースがあります。それは、パナソニックというメーカーが「メガホンヤク」というメガホンを作り、実際に使われ始めたというニュースです。皆さんの中にもこのニュースを見た人がいるかも知れませんね。この「メガホンヤク」に向かって日本語で話してボタンを押すと、なんとその日本語がリアルタイムで英語、中国語、韓国語に翻訳して再生するという優れものです。
このニュースを聞いて、ドラえもんのある道具が実現できたのだと驚きました。なんという道具かわかりますか?そうです。「ほんやくこんにゃく」です。今から、約40年前に、ドラえもんの作者の藤子不二雄さんがドラえもんの道具として漫画に登場させた道具です。
このことから約150年ほど前の人で、フランスのジュール・ヴェルヌという空想科学小説作家が言った「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」という言葉を思い出しました。彼は「月世界旅行(1865年、今から150年ほど前)」という本の中で、人間をロケットに乗せて月に旅行に行くシーンを書いています。それは想像したものでしたが、このことは実際に、この本が出た100年後にアメリカの宇宙船アポロ11号が人を月に運んで実現しています。つまり想像したことが実現したわけです。
これは物だけではなく、人の生き方にも当てはまります。皆さん一人ひとり、10年後の自分の姿を想像してみてください。どんな人になっていますか。先日、2分の1成人式をした4年生は20歳になっていますよ。
こんな自分になりたいというはっきりとした姿を想像できたら、必ず実現できると信じ、そのために必要な力を身に付けてほしいと思います。堀川小学校の子どもたち一人一人が自分の将来の姿をしっかり想像し、その実現に向けてどんなことを頑張ればいいのか考え、行動を起こしてみましょう。