大阪市立堀川小学校

9月11日 校長講話

公開日
2017/09/11
更新日
2017/09/11

校長室から

 今日は「海を渡る蝶(チョウ)」の話をしたいと思います。
 私は海で釣りをするのが好きで、時々休みの日に出かけるのですが、その日はあまり釣れませんでした。
 何気なく海の上を見ていると、ひらひらと一匹の蝶が飛んでいるのが目にとまりました。たった一匹で、陸地から何キロも離れた海の上を飛んでいるのです。
 どこに向かっているのか、力尽きて海の上に落ちそうになりながら、また波の上を羽ばたいてどこかへ行ってしましました。
 気になったので調べてみると、海を渡る蝶はいるのだそうです。
 その蝶は大人(成虫)になって一年ほどの命ですが、自分たちの住みやすい、子どもを育てやすい場所を求めて日本(本州)から沖縄や台湾までを移動すると言われています。
 私たち人間はもっと長く生きることができますが、短い一年の命をかけて海を渡る蝶の姿に勇気をもらった気がしました。
 みなさんも命を大切に、よりよく生きていくために、いつでも何事にも一生懸命取り組んでもらいたいなと思います。

※「海を渡る蝶」・・・『アサギマダラ』という蝶は本州・北海道から沖縄、台湾まで2000キロメートルを移動し生活していることが調査でわかっているそうです。