12月11日 校長講話
- 公開日
- 2017/12/11
- 更新日
- 2017/12/11
校長室から
昨夜は雨が降りましたが、朝になってすっかり晴れましたね。
今朝のテレビのニュースでノーベル平和賞の授賞式の様子が紹介されていました。72年前に広島で原子爆弾の被害に会い、その後、核兵器などの恐ろしい爆弾を世界中からなくしましょうという活動をしているサーロー節子さんという85歳の女性がお話をしていました。集まった人たちはサーローさんの経験を真剣に聴いていました。今、世界中のあちこちで核兵器を使った戦争が起こるのではないかと心配されています。このような戦争がないよう、これからも平和であってほしいと思います。
ところでみなさんは「ボランティア」という言葉を知っていますか。この中でボランティア活動をしたことのある人も多いと思います。
自分のためだけでなく、人のために、周りの地域や社会のために「より良くしよう、困ったことを解決していこう」という活動をボランティア活動といいます。
自分で進んで行うことですから、誰かにさせられることではありません。
例えば、先週はあいさつ・募金週間でしたが、自分から進んで「あいさつ隊」に立候補し、朝早くからみんなにあいさつを呼びかけた人たちもいました。また、児童会のみなさんが困っている人を助ける募金を呼びかけてくれました。それを聞いて、おこづかいの中から募金してくれた人もいたでしょう。これも立派なボランティア活動ですね。
学校の周りを地域の人たちと一緒にきれいにする「ふれあい清掃」も6年生から順番に取り組んでいます。これも「ボランティアを学ぶ」ということです。
昨日、通りがかった駅前の広場で若い男の人がマイクを持って「献血」を呼びかけていました。年末年始の忙しい季節には献血する人が少なく、人の血液が足りません。ケガや病気で大きな手術をする時も、薬を作るのにも血液が必要です。みなさんはまだ参加できませんが、16歳以上の元気な人がボランティアで献血してくれて、多くの人の命が救われています。
いつでも、どんなことでも、ボランティアに私たちは参加することができるのですね。身の回りのことで、自分たちにもこんなことできないかなと、いいアイデアを考えてみてはどうでしょう。
今週はとても寒くなるということです。風邪に気をつけて、元気に過ごしましょう。