睡眠の大切さ −北区学校保健協議会保健大会講演から
- 公開日
- 2018/11/30
- 更新日
- 2018/11/30
PTA・地域
11月29日(木)、新豊崎中学校を会場に、北区学校保健協議会保健大会が開催されました。学校保健協議会は、学校保健の振興を図るとともに、その推進運営に寄与することを目的とした組織です。
大会では、理化学研究所健康計測解析チーム・チームリーダーの水野敬先生から「眠りから育む 子どもたちの健康−学習意欲と脳機能発達」という演題での講演がありました。先生が強調されたのは、以下のことです。
夜更かしによる睡眠不足は疲労の蓄積を生み、その結果、学習意欲が低くなり、注意力も低くなります。そうなると、脳の力が低下して、授業もよく分からなくなってしまいます。
この疲労の蓄積を防ぐためには、睡眠が大切です。しかし、夜に強い光を浴び過ぎると、睡眠が妨げられます。そのため、テレビや動画の見過ぎ、パソコンやスマートフォンの使い過ぎには注意が必要です。
また、朝から食欲を高め、朝食をしっかりとることや、学習の様子から「ほめる」ことを大切にすることもお話されました。「早寝・早起き・朝ごはん」が言われるのは、このような科学的根拠があるんだということがよく分かった講演でした。