9月19日 「下流の石は丸く,小さくなるわけ」《理科》 【5年生】
- 公開日
- 2014/09/19
- 更新日
- 2014/09/19
わくわく豊崎
昨日観察した上流・中流・下流の石の特徴を写真を見ながら思い出しました。
「下流にいくほど,石の角が丸くなっています。何が石の角を丸くしたのかな?」
と問いかけると,
「水です。」
「流れる水だと思う。」
「石がぶつかったからだと思う。」
という答えが返ってきました。
下流にいくほど,石の角が丸く,小さくなるのは石が川の中でどうなったときか予想をノートに書きました。
「角ばった石も,水の流れでけずられて小さく丸くなると思う。」
「石と石がぶつかりあってけずられると思う。」
と,それぞれの意見を発表しました。
石が小さく丸くなるのは,水の流れだけか,水と石によるものか,議論になりました。水と石と両方のはたらきだと考える意見が多数派でした。
川の中を石が動くというのはどんなときだったかを考えました。この単元の最初に学習した大雨のときの川の写真を思い出しました。
「増水している。」
「川の水がにごっている。」
「川がはんらんしている。」
と,水かさが増して,激しい水の流れがあるときというのを確認しました。
「どうやったら,角ばった石を丸く,小さくできるかな?」
と問いかけると,石と水を入れ物に入れて振ったらいいという意見がすぐ出ました。
ハンマーで破断面をつくった木津川中流域で採取した6種類の石(角ばっているもの)を金属製の缶に水とともに入れて500回と1000回振りました。
子どもたちは,缶を激しく振って,大雨の激流を再現しました。
500回振った場合と,1000回振った石のちがいやわかったことをノートに書き,意見交流しました。
「最初よりもすごく丸くなった。」
「われている石があった。」
「ペットボトルの水がにごって,砂がたまっていた。」
「1000回ふった方が砂が多かった。」
結果を振り返り,今日の実験からわかったことを考えました。
「石と石がぶつかって,けずれて小さくなったり丸くなったりする。」ということを確認しました。
楽しい実験で,結果もはっくりとわかりましたね♪結果からわかることを考える時間がもっと確保できればよかったですね。
本日は大変おいそがしい中,たくさんの方に参観いただき,ありがとうございました。