12月2日 「とかしたものを取り出すには?」《理科》 【5年生】
- 公開日
- 2014/12/02
- 更新日
- 2014/12/02
わくわく豊崎
前回の実験で,水の温度をあげると,ミョウバンはよくとけることがわかりました。この前実験でとかしたミョウバンと食塩が入ったビーカーを見ると,白いものが沈んでいます。
「結晶だ!」
沈殿している結晶がよくわかります。しかし,よく見ると沈殿している量が明らかにちがいます。
「どうしてこんなにちがいがあるのかな?」
と,問いかけましたが,答えが出てきません。
「では,このグラフを見てみるとどうかな。」
と,前回の実験結果をまとめたグラフを提示しました。
「あっ,わかった!」
数人の子どもの顔が急に明るくなりました。
「温度を高くすると,とける量が増えたけど,温度が低くなったら,水にとける量が減るので,その分,とけられないミョウバンがつぶになった。」
いい意見がでました。自分だけでは思いつかない考えを知ることができるのが,みんなで学習するよさがありますね。
PowerPointでつくった資料で再確認し,ろ過の手順も学んでから,食塩とミョウバンをろ過して,透明な液と沈殿している粒(結晶)とにわけました。
ここで,
「この透明な液体には,食塩やミョウバンは,もう溶けていないんだよね。」
と問いかけると,
「はい!」
と,間髪いれずに答えが返ってきました…。あれ?怪訝な顔をしていると,
「そうかな?」
「ちょっと待って。」
次回,確かめていきましょう!