12月4日 「とかしたものを取り出すには? パート2」《理科》 【5年生】
- 公開日
- 2014/12/04
- 更新日
- 2014/12/04
わくわく豊崎
前回は,液の中に溶けきらなかった粒を,ろ紙でこして取り出しました。
ろ過した透明の液体の中には,もう食塩やミョウバンはとけていないのか,確かめることにしました。
まずは,氷水で冷やして,粒(結晶)が取り出せるか確かめました。
予想では,ミョウバンは冷やすと粒が出てくるという意見が多かったです。しかし,いくら冷やしてもなかなか粒が現れません…。
「結晶はできないよ。」
そう言いながら,しばらく時間をかけて冷やしていると,透明な液体が白濁しだしました。
「白くなってきてる!」
ほかの班も,氷水からビーカーを出すと,ミョウバンを溶かした液体は白くなっていて,よく見ると小さな白い粒(結晶)が現れていました。しかし,食塩を溶かした液体を冷やしても,白い粒(結晶)は現れません。
「どうしたらいいかな。」
すかさず,
「蒸発させます!」
「どうして蒸発させたら,溶けていたものを取り出せるのかな。」
「少ない水には少ししか溶けないから,蒸発して水を減らせば,溶けきれない食塩やミョウバンを取り出せます。」
水の量を変えたときの飽和水溶液のグラフを見て,再確認。みんな納得です。
では,今度は蒸発させて,透明な液の中に溶けていたものを取り出すことにしました。
ドライヤーで乾かすと,白いものがスライドガラスに付着しました。ミョウバンの粒(結晶)を取り出すことができました。
蒸発皿で加熱していくと,
「パチパチいっている。」
「なんか,白いものが出てきた!」
と,食塩も取り出すことができました。
水への溶け方には,薬品ごとに性質があること。その性質に合わせて,溶けていたものを取り出す方法があることがわかりました。
さあ,あしたはテストです!