1月30日 「能楽体験(3)」《総合》 【4年生】
- 公開日
- 2015/01/30
- 更新日
- 2015/01/30
わくわく豊崎
今日は,長崎の五島列島のある小学校で能楽「土蜘蛛」を演じられた時のDVDを観ることから始まりました。大和朝廷,土着の民=土蜘蛛,葛城山,源頼光…みんなの知らない言葉もありましたが,山本先生のお話に真剣に聞き入っていました。これは後日ゆっくりと(私が)解説しないといけないかな…
<仕舞の稽古>
能面を見せていただきました。
能は昔,男性が演じるものだったので化粧をしないかわりに,面を使いました。幽霊の面を見て,みんな「エッー!」
膝を叩きながら,リズムを取り全員の声がそろうように稽古が始まりました。一人ずつの舞の稽古は緊張します。
頭に扇子をのせて歩く時を思い出して,下を向かない,真っ直ぐ見る,出てくる時からしゃんとして,ちゃんと止まって,向きを変える腕を変える,お能の場合は手を振ってはいけない…
お能や芸能は体で覚える!
おもてをつけて舞いました。
おもては耳の紐のところを持つ。おもてに礼をしてからつける。
扇子の作法も教えていただきました。
しゃんと聞き,しゃんと舞う。礼儀作法を覚えることが大切ですね。
<小鼓の稽古>
橋掛りの向こうに五色の揚幕があります。お調べの楽器の音が順番に聞こえてきます。そんな話から今日の稽古が始まりました。
三ツ地の稽古は3グループに別れてします。小鼓の受け渡しにも作法があります。ずいぶん身についてきたようです。
8拍の5・7・8拍を小鼓で打ちます。同じように打つのではなくて,ホゥは大きく,ヨゥは小さく振る。左手の握り方も卵一つぐらい開いて握る,ぐっと締めて握る,またヨゥは薬指だけで打ちます。
先生からその都度指示されます。みんな一生懸命です。
鼓を手に取る時だけ下を見ますが,上げる時もその後も,じっと前を見たまま動いてはいけません。
謡に合わせて待っている時は,蚊が飛んできても動かない。外でやる時は,烏が飛んできたこともあるそうです。もちろん,そんな時でも動いてはだめですね。
上手になるだけではなくきちんとした作法を身に付けることが大切ですね。
さあ,稽古もあと2回。みんな礼儀正しく。