昨日の理科で,『水も空気と同じように温度によって体積が変わる』ことを学習しました。
今日は,『空気と水では,どちらの体積の変化が大きいのか』を調べました。
昨日と同じように,水を満たした平底フラスコにガラス管付きゴム栓をつけたものと,空気を満たした平底フラスコにガラス管付きゴム栓をつけ,ゼリーで栓をしたものを用意しました。
両方同時にお湯につけます。
「せ〜の。」
『水』は昨日と同じように,じわじわと時間をかけてゆっくり水面があがりました。
『空気』はお湯につけたとたん,ゼリーがあっという間に細長いガラス管を通り抜けていきました。
「わぁ,すごい!」
空気と水の温度の変化する速さに大きなちがいがあることに,子どもたちは驚いていました。
「あたためたら,空気が入った(丸底)フラスコのゼリーはあっという間にあがっていったね。氷水に入れたらゼリーはどうなると思う?」
「(水が入った丸底フラスコのガラス管の)水面が下がるよりも早く,フラスコの中にゼリーが落ちると思う!」
「(水が入った丸底フラスコのガラス管の)ゼリーがフラスコの底に吸い込まれると思う。早くやってみたい!」
と,みんなの予想が出たところで冷やす実験スタート!
氷水に入れて冷やすと,子どもたちの予想どおり,空気の入ったフラスコのゼリーがフラスコの底に吸い込まれるように落ちていきました。
水が入ったフラスコのガラス管の水面も下がってはいますが,ゆっくりとしています。
「体積の変わり方にちがいがあったのがわかった?」
「わかりました!」
「空気と水は,どちらもあたためたり,冷やしたりすると体積が変わるけれど,空気のほうが体積の変化が大きい。」
「空気と水では,空気のほうが体積の変化が大きいことがわかりました。」
と自分なりの言葉でまとめ,発表していました。
最後に,またまた『お楽しみ実験』をしました。
フラスコの中に,空気と水を入れ,ガラス管がフラスコの底につくようにして栓をします。これをお湯に入れると…水が吹き上がります。
「やってみた〜い!」
「ちょっと待って!!」
「もっと勢いよく水を吹き上がらせるにはどうしたらいいか,実験しながら確かめてみよう!」
お湯につけると,ガラス管の中を水がどんどん上がっていき,ガラス管からあふれました!
「わ〜!」
水を増やすか,水を減らすか…どうするかなと思って子どもたちのようすを見ていました。今日の学習を理解しているようで,どのグループも水を○○して,勢いよく水を噴き出させていました。
さて,子どもたちはフラスコの水をどうしたのでしょうか?答えは4年生の子どもたちに聞いてくださいね♪