わくわく豊崎

1月17日 大阪くらしの今昔館・社会見学 その1 【3年生】

公開日
2014/01/17
更新日
2014/01/17

わくわく豊崎

 社会で「今にのこるくらしのうつりかわり」の学習をしています。

 今日は天神橋6丁目にある大阪くらしの今昔館に社会見学に行きました。

 開館時刻前に到着したので,まずは企画展室から案内されました。「昭和の日曜日 — 家族旅行・百貨店・映画 —」と題した企画で,手描きの映画看板や鉄道グッズ,ブリキのおもちゃや昭和の頃に流行したボードゲームが展示してあり,お手玉やけん玉などが体験できるコーナーもありました。

 さあ,いよいよ常設展示室へ向かいます。エスカレーターに乗って,展望フロアに向かいます。
 天保初年(1830年代前半)の実物大で復元した大坂の町家を上から眺められる場所に到着しました。子どもたちが歓声をあげていました。
「鬼瓦あったで!」
「丸瓦は,針金で留めてあるね。」
「洗濯物は,屋根の上のところに干してある!」
と,発見したことを次々とワークシートにメモしていました。

 階段を下りて,江戸時代の町家の中も見学しました。人形屋や唐物屋(中国からの輸入品を売買していた店)など店先を見学するだけでなく,商家の中も入って,床の間や五右衛門風呂,雪隠(昔のトイレ)などについても調べていました。

 雪隠の外に手水鉢がありました。さて,気がついたかな。
 帰校後,尋ねてみると…
「あれは,雪隠の蓋。」
「?」
 手洗いの水だと分かって,子どもたちに疑問がうまれました。
「雨が(容器に)入ったらどないするん。」
「雨水をためて使うこともあるんだよ。」
 蛇口をひねると水が当たり前のように出てくる生活からはなかなか想像できなかったようですが,なるほどと納得。
「昔の雨はきれかったん。」
 いい質問ですね。
「もくもく煙を吐く工場もなかったし,雨もきれいだったのかな。」
 学習がどんどん広がっていきました。
 当時の生活の中で水をどのように手に入れて使っていたかを話すきっかけにもなりました。

 いろいろ発見できてよかったね。