1月31日 能楽体験(2) その2 【4年生】
- 公開日
- 2014/01/31
- 更新日
- 2014/01/31
わくわく豊崎
扇子の広げ方や持ち方についても教えていただきました。硬くてなかなか開けられません。
「持つところを上下に差をつけて,てこの原理をつかって開ければいいよ。」
とコツを伝授してもらい,やってみると…
「開けられた!」
「うわぁ。きれい!」
美しい模様が見え,子どもたちは満面の笑みを見せていました。
山本先生から,
「扇子を広げる・持つ・たたむ練習をしておきましょう。」
と宿題をいただきました。
能舞台の柱の名前(目付柱・ワキ柱・笛柱・シテ柱)や橋掛かりなども教えていただき,柱があるイメージで正方形の舞台を大きく舞うことが大切なことを学びました。
座るときは,右足をひいて座る。頭や肩,腰をまっすぐにすることも大事と,作法や所作についても教えていただきました。
「玄象(げんじょう)」の謡も教えていただき,舞台でどのように舞うかお手本を見せていただきました。
ここから,一人ずつの稽古です。
順番がまわってきて,(…扇子をひろげるのは,むずかしいなあ…。)と思っていた子どもも,友だちが仕舞の稽古をしている間は他のメンバーの謡で支えられます。
能の動きを練習するために,再度扇子を頭の上に乗せて歩く練習をしました。
「体は常にまっすぐ。体をくねくねしない。」
「謡はもう少し速く。」
と教えていただきました。
「すぐに覚えられる子,時間のかかる子,いろいろいるけど,みんなで百点をとれるようにアドバイスをしてあげよう。」
という言葉で,扇子をうまくひろげられない子に,他の人たちがアドバイスをしました。
「能の練習では,人のお稽古のようすを見て,まねて学ぶ。これが大事!」
「動くときは,ドンドン歩くのではなく,まっすぐ向いて,スーっ歩く。顔をキョロキョロさせない。姿勢をよく!!!」
と教えていただきました。