わくわく豊崎

2月21日 能楽発表会 その4 【4年生】

公開日
2014/02/21
更新日
2014/02/21

わくわく豊崎

 いよいよ子どもたちが発表する番が来ました。子どもたちはどきどきはらはら。いつもよりも緊張しているのが,何も言わなくても表情からわかりました。

 まずは小鼓のグループからです。
「はい,Aチームさん,小鼓を持って!他のチームの人たちは扇子を持って!
 扇子の持ち方は大丈夫?姿勢も気を付けて。」
 久田先生の声を受けて,子どもたちは一所懸命に応えます。
 子どもたちが発表しているとき,久田先生は舞台袖から温かく見守っておられました。
 子どもたちが発表し終えて舞台袖に戻ってくると,次のグループへ鼓を渡します。
(忙しいなあ。でも,見に来てくれている人たちを待たせてはいけない。
 急がないと!さあ,すぐに次の出番だ。)
 子どもたちは,謡と小鼓の役を交代でして,3回の発表を終えました。
「良かったですよ。よく頑張りましたね。」
 リハーサルから発表まで,引き締まった真剣な表情だった久田先生のお顔が,優しい笑顔に変わられます。
(力を出し切れた。良かったあ。)
 子どもたちの表情も,安心したものに変わりました。
 今までの中で一番良かったです。心,打たれました。


 次は,仕舞のグループです。まず「高砂」の謡を謡いました。
 練習していたとおり,大きな声を響かせ,元気よく「高砂」の謡を謡うことができていました。
 その後,「玄象」の仕舞を一人ずつ舞いました。